まだまだ暑さが続くものの、だんだんと秋がやってきます。
秋は気候が心地よく、食欲・読書・運動と様々な活動をしやすい季節です。
夏の疲れをしっかりとって秋を迎えるには、どのように体を整えたらよいのでしょうか。
そこで今回は、夏の疲れを癒す野菜の栄養とレシピについてご紹介します。
野菜の栄養で体をリカバリー
夏は汗をかくことが多く、水分とともにカリウムなどのミネラルが失われてしまいます。
カリウムとは?
ナトリウムとともに、細胞の浸透圧を維持する。
酸・塩基平衡の維持、神経刺激の伝達、心臓機能や筋肉機能の調節、細胞内の酵素反応の調節などに役立ち、体の調子を整える。
野菜は、カリウムを多く含んでおり、体の不要物を排出してくれます。
どのような野菜が役立つのでしょうか。
体の巡りを良くする「ナス」
ナスに含まれる主な栄養素には、カリウム、ポリフェノール(ナスニン)、食物繊維などがあります。
ナスは、体の余分な水分や不要物を適切に排出し、体内循環を良好にすることで疲れを癒します。
皮やガクにも栄養素が含まれているため、一緒に食べると更に力が得られますよ。
ビタミンA・C・Eで美肌にする「カボチャ」
カボチャに含まれる栄養素のビタミンA・ビタミンC・ビタミンEは、三大抗酸化ビタミンと呼ばれ、疲れた肌の回復に役立ちます。
カボチャは、日焼けなどによる肌のダメージを癒し、細胞を整えることで体を癒します。
ビタミンCは水溶性ビタミンのため熱に弱く壊れてしまう弱点がありますが、かぼちゃに含まれるでんぷんがビタミンCを包んで守ってくれるため、火にかけても壊れにくいメリットもありますよ。
疲労を回復する「トマト」
トマトに含まれる栄養素のクエン酸、リンゴ酸、リコピンは体の疲れを回復に導きます。
トマトの酸味はさっぱりとした口当たりで食べやすく、食欲増進にも役立ち。
食欲が落ちている時や、体力が消耗している時におすすめですよ。
体を癒すエリート夏野菜レシピ
夏の疲れを癒す栄養素を取り入れる方法は、食事がぴったりです。
見た目の鮮やかさや香りで食欲をそそり、食べた後は元気になるメリットがあります。
どのようなレシピがあるのでしょうか。
ナスとベーコンの和風スパ
ナスをたっぷり使った、和風のスパゲティです。
温かくても、冷たくてもおいしく食べられますよ。
ナスの皮は、まだらに剥くか残すと栄養素を逃さずとることができます。
カボチャのレモン煮
レモン汁をふんだんに使った、さっぱりしたカボチャレシピです。
作ってから時間が経つと味がなじむので、作り置きに向いていますよ。
かぼちゃも、皮つきにするとさらに栄養の恩恵を受けられます。
黄色の色味が鮮やかなので、食事が華やかになりますよ。
トマトとナスのミネストローネ
トマトとナスをメインに、野菜をたっぷりと使ったレシピです。
マカロニを加えたり、リゾットにしたりアレンジを加えることもできます。
トマトピューレの代わりに、トマト缶も代用可能です。
食欲が落ちている時は、トマト缶のトマトをつぶして作ると、胃に優しくなりますよ。
種類豊富な野菜で心もチャージ
カラフルな色が特徴の夏野菜ですが、白色のナスやカボチャ、キュウリがあります。
栄養価は少し変わってきますが、料理の出来栄えが変わり新鮮味が加わるため、お店で見つけたら試すのもいいですね。
食感がおいしい白ナス
白色なすは、アントシアニンを含まないナスで、皮が真っ白でへたが緑色をしています。
果肉は柔らかく、種子の充実が遅いので口当たりが良く食べやすいです。
皮の表面は艶があり、触感は硬めですが、皮が気になる方は一部むいてから調理するといいです。
さっぱりした味わいの白カボチャ
白カボチャは、皮が白く、中身は薄い黄色で肉厚なところが特徴です。
数カ月保存することで余分な水分が抜けてでんぷんが糖になり、甘く味が濃くなります。
2~2.5キロの大きめのサイズが主流ですが、中には10㎏ほどの大きなカボチャもあります。
様々な野菜の見た目や味の違いを楽しみつつ、健康につなげられたらいいですね。
まとめ
夏の疲れは、野菜の栄養素を取り入れる方法が適しています。
ナスは、カリウム・ナスニン・食物繊維が体の巡りを良好にします。
カボチャは、ビタミンA・C・Eが肌の酸化を防ぎ、皮膚の健康を守ります。
トマトは、クエン酸・リンゴ酸・リコピンが消化を促し、疲れた胃や消化器官を助けます。
夏野菜の力を借りて、万全な体調で秋を迎えられるといいですね。