こんな作り方知ってる?離乳食作りの手間が減る簡単な料理法

離乳食が始まると、ごはん作りの手間が増えますよね。

離乳食は作るだけでも大変なのに、食べさせて、片づけまですることを考えるとうなだれてしまいます。

離乳食作りの大変さが毎日毎日続くとなると、授乳の方が楽だったもかも!なんて思ってしまいます。

保育園では、毎日複数の離乳食を作ってきました。何度も作るうちに、なぜ離乳食作りが大変に感じるのかがわかりました。

離乳食は、小さく切ることと柔らかく煮ること、味つけを薄くする手間が大変さつながっていました。

では、具体的にどのように調理していくと離乳食作りが簡単になるのかお伝えしていきます。

食材によって、先に切るといいもの、後に切るといいものがある

離乳食作りが大変に感じる理由に、小さく切る手間と柔らかくする手間があります。食材によって、いつ小さくするか知っていると、余計な手間が減って簡単になりますよ。

乾物の麺は、先に切ると便利

スパゲティや、干しうどんは、切ってから加熱すると便利です。

理由は、茹でてからだと麺がゆらゆらして切りづらいからです。

スパゲティや干しうどんがかたいうちに折って短くしておくと、切る手間が減って離乳食作りが簡単になりますよ。

ゆでる前なので、素手で触っても安心です。短くした後に加熱するので、ちゃんと殺菌されます。

麺類が大好きという赤ちゃんもいますよね。後期食になると、おやつも作るようになるのでスパゲティや干しうどんのストックがあると便利です。

麺類をあらかじめ折ってジップロックに保存しておけば、簡単に離乳食を作ることができますよ。

スパゲティや細いうどんが短く細かくなるので、分量を調整しゃすくなります。

特に離乳期の赤ちゃんは食べる量に差があるので、活動量に合わせて調整できるメリットもありますよ。

 

乾物は、保存がきくこともおすすめ。

大人用の災害備蓄品と一緒に置いておくこともできるので、赤ちゃんのために他の食材を購入する手間が省け、便利です。

根菜、肉、魚は、後から切ると簡単

食材を後から切るメリットは、かたい根菜を小さく切る手間が減るところです。あらかじめ柔らかくしておけば少しの力で切ることができます。

キッチンバサミやフォークでほぐし、つぶし、小さくすることができます。

小さく切る手間が減ることで、離乳食作りが簡単になりますよ。

野菜をそのままゆでると、切ってからゆでた時よりうまみや甘味を逃しにくくなります。蒸しものなら更に効果的です。

調理の工夫だけで、赤ちゃんが食べるようになった!という声もあります。食材の甘味が残りやすくなるので、料理がおいしくなります。

後から切ると簡単になる食材

・イモ類

・根菜(にんじん、だいこん、ごぼう等)

・肉類

・魚類

 

後から切る方法だと、大人用のごはんと一緒に初期食のペーストや、初期食後半~中期食前半のつぶつぶの離乳食が作りやすくなります。

つぶつぶの離乳食は、初期食から中期食にあがるときのハードルとも言えます。

同じつぶつぶでも、食材を後から切る方法で作った柔らかいつぶつぶは、初期食からの移行時にすんなり受け入れてもらいやすいです。

食材を後から切るやり方は、柔らかくゆでたのニンジンをペーストまたはつぶして離乳食用に使い、残りを大人用ごはんとして切ります。

 

魚や肉は、小さく切ってしてから加熱するよりも、大きいまま加熱して後から切ると簡単です。

魚や肉を切ってから加熱してしまうと、タンパク質の凝固によりかたくなってしまいます。

水分とうまみが抜けやすくなりパサパサして、赤ちゃんの苦手な食感になってしまうデメリットもあります。

大きいまま加熱することで、タンパク質の凝固がゆっくりになります。

肉や魚の水分を保ちながら火が通るので小さく切りやすく、ほぐすことも簡単です。肉や魚のうまみが残りやすいので、離乳食が美味しくなります。

みじん切りも、丸ごとも、食材を柔らかくするには炊飯器もおすすめ

食材を、赤ちゃんが食べやすいやわらかさするには、炊飯器も使えます。

炊飯器は、食材を均一に加熱することができ、蒸気を使って水分を保持することができます。

スイッチ1つで柔らかくしてくれるので、赤ちゃんから目が離せない時に便利でした。

みじん切りにした野菜とお米を一緒に炊いてピラフや炊き込みご飯ができます。

大きな肉や魚は火が通りにくいので、炊飯器を使うことで中まで火を通すことができます。

いずれも水分を保持してくれるので、赤ちゃんにとって食べやすい食感になります。食材のうまみが残り、離乳食が美味しくなります。

では、次に味付けを簡単にする方法をお伝えします。

味付けは、先にとりわけか、後で薄めるかの2パターンで簡単に!

離乳食は、味付けもなかなか悩ましい問題ですよね。

同じ鍋で調理したら楽だけれど、うっかり調味料を入れすぎたら作り直しになってしまいます。

鍋を2つにして作ったら、味付けの心配はないけど、洗い物の手間が2倍になってしまいます。

でも、離乳食先にとりわけるか、後で薄めるか2パターンを頭に入れておくことで簡単になりますよ。

離乳食の味付けの失敗が怖い時は、先にとりわける

味噌汁や煮物等だしで煮たものから離乳食分をよけ、調味する方法があります。

メリットは、調味の失敗がないところです。あらかじめ赤ちゃんの分はよけてあるので、安心して味付けすることができます。

◎やきそば→ソースを入れる前にとりわけ

◎カレーライス→ルーを入れる前にとりわけ

◎牛丼→醤油を入れる前にとりわけ

◎ささみのフライ→だし汁で煮て、ソースはかけない

◎トンテキ→焼いた後にとりわけ、ソースはかけない

◎唐揚げ→下味のみ、揚げないで煮る

◎ホットケーキ→焼いた後にとりわけ、シロップはかけない

 

ワンパンで作ることができるので、お鍋の洗い物が減る良さもあります。

ただし、加熱が不十分だったときは、離乳食をもう一度加熱して柔らかくする必要がでてきます。

手間に感じる場合は、次の方法があります。

離乳食のとりわけが面倒な時は、後から味を薄める

ちょっと意外だけど楽ちんなのが、あらかじめ調味したごはんの味を薄める方法です。

味付けしてしまってから、離乳食分を取り分けるのを忘れてしまった!と気づくことはありませんか?

離乳食は、味を薄めることと柔らかくすることができれば大丈夫です。

汁物やおかずは、完成した料理に水を少量足してもう一度加熱します。

赤ちゃんが飲んでいれば、牛乳や、豆乳も使えます。

とりわける労力が減ると、離乳食作りが大変ではなくなります。

 

◎ピラフ→水か牛乳を足して煮込み、リゾットに。

◎炊き込みご飯→お湯かだし汁を足して、雑炊に。

◎うどん→お湯を足して、麺は切る。

◎肉じゃが→具だけ鍋に入れ、お湯を加えて再度煮る。

 

外食でうどんを食べに行ったとき、麺や具は切り、大人用のつゆに水を足して薄めることで9か月の次男も一緒にごはんを食べることができました。

お兄ちゃんと同じごはんを食べることができて、喜んでいました。

離乳食の薄味を守りつつ、経験を豊富に♪

赤ちゃんを育てていると「離乳食は薄味を心がけましょう」とよく聞きますね。

保育園でも「ケチャップは1歳になってからの方がいいですよね!」とお子様を気遣う質問をよく受けていました。

 

ケチャップは、1歳になる前でも与えて大丈夫です。

 

離乳食薄くすればハチミツと黒砂糖以外は調味料を使っても問題ありません。

むしろ、どんどん経験させてあげた方が良いです。

なぜなら、経験が多いほど味覚による記憶を増やすことができ、偏食を避けることができるからです。

調味料も他の食材と同様に、はじめは少しだけ与えて様子をみてください。

問題がなければ、香りが残る程度まで薄めて、離乳食に使うことができます。

使える調味料が増えると、離乳食のレパートリーが増えます。献立を考える手間が省け、離乳食作りが簡単になりますよ。

大切にしたい心は、「ごはんって楽しい!」

赤ちゃんにとって、ママが笑顔でいることが一番です。

離乳食を与えるときも楽しく過ごしたいですよね。

ママがにこにこしていると、赤ちゃんもにこにこになります。

ごはんの時に体験が増えると、赤ちゃんはもっと楽しくなりますよ。

赤ちゃんにたくさんの味を体験させる

旬の野菜には甘味があり、調理方法によって甘味の強さは異なります。

その繊細な味の違いがわかるのは、離乳期ならではです。

初めての食材や、茹で加減によるちがい、食材の組み合わせの違いでも、赤ちゃんの楽しみになります。

赤ちゃんは、「野菜やお魚の味ってなんだろう?」「昨日食べた野菜と味が違うぞ!」と少しの変化にも反応してくれます。

脳が刺激され、楽しいと感じてもらえるのです。

 

≪すぐにできるアイデア≫

・だしの種類を変える(かつお、昆布、しいたけ、煮干し、野菜等)

・野菜の組み合わせを変える

・野菜の形状を変える(千切り、角切り、いちょう切り、丸ごと等)

・食材そのものを出す

・お米の銘柄を変える

・味付けの濃さを変える

 

長男(6歳)は、たまに茹でた野菜をそのまま出すと、「甘いね」と美味しそうに食べてくれます。

お米の銘柄を変えると、「なんか今日のごはんちょっと違うね!」と気づきます。

離乳期が終わっても、料理の変化は楽しみになっているようです。

シャキシャキ、パリパリ、言語化させる

人間が楽しさを感じるときは、脳が刺激されているます。

脳への刺激は、五感(視覚、味覚、嗅覚、触覚、聴覚)を意識すると簡単にできます。

こんな風に、食べたときに聞こえる音を言葉にしてみます。

 

・もやし→シャキシャキ

・うどん→ツルツル

・パン→フワフワ

・納豆→ネバネバ

・ペースト→トロトロ

 

大人にとっては当たり前の言葉も、赤ちゃんにとっては初めてかもしれません。

何度か聞いたことあると気づき、ママに伝えたいと思うようになるかもしれません。

ことばを沢山吸収し、言語の発達に役立ちます。

また、聞いた音と言葉をリンクするようになり、理解力も向上します。

 

渡邊
渡邊

食材をどんな言葉で表現したらよいか難しいと思ったときは、

育児用番組や絵本を参考にしています。

 

Eテレの「いないいないばあ!」はアニメーションンとともに、食べ物の音が登場します。

絵本の「おいしいおと(幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)」は、食事にスポットを当てて音を想像することができます。

「そんな表現もあるのか」と意外な発見があり、赤ちゃんが好きなものは何度も指さすので、私も一緒に楽しんで見ていますよ。

 

まとめ

離乳食は、作り方のコツ知っていれば大変ではありません。

  • スパゲティや干しうどんは先に切ると簡単。
  • 根菜や肉、魚は、加熱の後で切ると簡単でおいしい。
  • 味付けが心配なら、先にとりわける。
  • とりわけが面倒なら、後で薄める。

赤ちゃんの成長はあっという間です。離乳食の時間はもっとあっという間に過ぎてしまいます。今だけの赤ちゃんの姿を沢山、見てあげてくださいね。

離乳食作りが簡単になり、ママと赤ちゃんの笑顔が増えることを楽しみにしています。

 

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