起業をして仕事をする上で、自分の存在や仕事内容を認知してもらう必要があります。
そのうえで、必要不可欠なのがSNSでの情報発信です。
今回は、SNS発信とプライバシーのトラブルについて気を付けることをご紹介します。
個人情報とプライバシーって?
個人情報とプライバシーの違いって、説明するのが難しいですね。
それぞれを分かりやすく分類すると、こうなります。
個人情報は、「生きている人間の個人特定ができてしまうもの」のこと
個人情報は、「個人特定ができてしまうもの」のことです。
例えば、マイナンバーや住所・電話番号・名前などが当てはまります。
これは、法律によって保護されているものなので、1つでも漏れるようなことがあると罰せられてしまいます。(あなたが法人でも個人事業主でも)
ご家庭に入り込む料理代行のお仕事で、気を付けたいことがもう1つあります。
それが、『プライバシー』です。
代行での『プライバシー』とは、家の中の様子のこと
代行業でのプライバシーとは、家の中の様子と言い表せます。
例えば、こんな内容です。
・○○さまのお宅は、いっつも散らかっている!
・××さま宅は、冷蔵庫一面ビールが詰まっている!(←うちじゃないですよw)
などなど。
あとは、こんなことも!
・○○さま宅は、広くていつも綺麗にされていて、本当に素敵!
・××さまは、お子様にバイオリンを習わせていらっしゃる!
などなど。
最初の例は、なんとなく予想はついたかと思いますが、
下の例はいかがでしょうか?
一見ほめていることだったり、けなしているわけではないことから、トラブルにはならない印象ですがこれも、NG!です。
では、どういった線引きで個人情報とプライバシーを扱っていけばいいのでしょうか?
情報公開の可否は、お客様が判断するもの
個人情報もプライバシーにも同じことが言えるのですが、まず第一に「言われた人が嫌ならアウト」です。
これは法律に違反していなくても、料理代行というサービスで考えるとアウトなんです。
つまり、お客様が不快と感じるか否かが判断基準になります。
そしてもう1つ、「聞いた人がどう感じるか?」も大切な視点です。
聞いた方が、そんなに素敵なお家があるのね~。くらいに思ってくれたらいいですが
「え、料理代行頼むといろんなことを他人に話されちゃうの?」
と思ってしまわれたらどうでしょう?
「家事代行や料理代行そのものへのイメージ」も、悪くなってしまいます。
「個人情報やプライバシーは、発信した方からは良し悪しの判断ができないものである」ということです。
つまり、「代行サービスで得た情報で、公開できる情報はない」と考えることが大事なのです。
SNS等で発信したい!そんな時はどうする?
自分のサービスを宣伝するとき、お客様のことを載せたら真実味がありますよね。
発信している人もいますから、自分もと考えるのは同然の流れです。
SNS発信を考えるなら、安全で確実な方法で行いましょう。
SNS発信時は、必ず「お客様の許可を得る」
SNS等への情報発信は、お客様の許可を得てから掲載するのが必須です。
許可をいただくときは、
- どんなことに(目的)
- どこで(発信する場所)
- いつからいつまで(期間)
を含めて、許可を得ておくとGOOD!
お互いに安心できる方法を、明確に提示して進めていきましょう。
まとめ
代行サービスは、お客様宅に入っていく仕事形態です。
その為、個人情報に加えてプライバシー情報にも気を付ける必要があります。
個人情報やプライバシー情報については、築き上げてきた信頼関係を一瞬で失う可能性をはらんでいます。
重大な事項であることを、心しておきたいものですね。