パパ・ママが気になる、赤ちゃんの排便事情。
「離乳食を始めたら便秘になっちゃった!」
「もう3日もウンチが出ていない、これって便秘?」
自分のことならどうしたらいいか分かるけど、子どもの事って分からないことが多くて悩みがちですよね。
離乳食を始める5-6か月ごろは、ミルクや母乳から離乳食にシフトしていく時期なので、腸内環境の変化や、水分不足から便秘になりやすい傾向にあります。
とはいえ、離乳食は、栄養をとり、消化するための練習になるので、中断はしたくない。
離乳食を食べ進めながら、便秘を改善できたらいいですよね!
この記事では、便秘解消におすすめの簡単レシピ3選と、便秘に役立つ情報を紹介します。
便秘解消におすすめの簡単レシピ3選
便秘解消には、①便のもとになる食物繊維を与える ②水分不足を解消する ③腸内環境を整える の3つが効果的です。
これらを踏まえて、簡単にできるレシピを3つ紹介します!
さつまいもペースト(5-6か月の頃~)
食物繊維をとって、便の材料にしましょう!
【材料】
〇さつまいも 10g (皮を除いて) 〇水 80cc 【作り方】 1.さつまいもは輪切りにし、皮を厚めに 剥く。 2.鍋にさつまいもと水を入れ、軟らかく なるまで煮る。 3.すり鉢に入れ、ペースト状にする ブレンダーを使ってもOK! 【ポイント】 離乳食を始めたばかりは、赤ちゃんも食事に慣れていないかもしれません。 とろみが残る範囲で、水を足してあげると 飲み込みやすくなりますよ。 |
食物繊維は、腸に刺激を与え、また、便を作るもとになります。
さつまいもは、食物繊維が沢山含まれているので、便秘解消におすすめの食材。
旬のさつまいもは栄養が豊富な上、腸の掃除もしてくれます。
また、自然な甘味があるので、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんにも受け入れてもらいやすいです。
さらに、ペーストにしやすいので、パパ・ママもハッピー。
キャベツとブロッコリーのおかゆ(5-6か月の頃~)
水分たっぷりの野菜を使った一品です!
【材料】
〇キャベツ 10g 〇ブロッコリー 10g 〇10倍がゆ 大さじ1 〇だし汁 大さじ½ 【作り方】 1.キャベツは、3cm角程度の大きさ、 ブロッコリーは、先のつぶつぶの部分 をそぎ落とす。 2.鍋に野菜と、浸るくらいの水を加えて 煮る。水分が無くなってきたら火を止 める。 3.すり鉢に入れ、ペースト状にする。 ブレンダーを使ってもOK!だし汁を 加えて混ぜたら完成☆ 【ポイント】 つぶつぶとした食感が、赤ちゃんにとっては初体験!でも、食べ慣れたおかゆとだし汁を合わせることで、食べやすさUPです。 |
この1品で水分とミネラルがチャージできます。
母乳やミルク以外のものを飲むのはまだまだ練習中の赤ちゃん。
とろみをつけて、食べやすく変身させましょう!
キャベツ、ブロッコリーといった野菜には水分と食物繊維が沢山含まれているため、便秘解消に役立ちます。
このレシピも、5-6か月から食べることができるので、野菜を入れ替えて、おかゆのレパートリーを楽しみましょう。
カボチャの味噌汁(5-6か月の頃~)
発酵食品の味噌を使って、腸内環境を整えましょう!
【材料】
〇カボチャ 10g (皮を除いて) 〇だし汁 30g 〇味噌 ほんの少し 【作り方】 1.カボチャは皮を除いて、薄切りにし、 鍋に入れる。ひたひたの水を加えて 煮る。 2.軟らかくなったら、すり鉢でペースト 状にする。ブレンダーを使ってもOK! 3.鍋に戻し、だし汁と味噌を加えて、 温まったら完成☆ 【ポイント】 味噌は沸騰すると風味が抜けてしまうので、温める程度で火にかけると、美味しくできます。 |
味噌、醤油、酒といった発酵調味料や、だし汁に使いやすい鰹節といった発酵食品は、微生物の働きかけによって作られます。
菌を腸内に保有することで、腸の環境が良くなるので、離乳食を進めながら、色々な食材を取り入れていけるとベスト。
発酵調味料や発酵食品はうま味も含むので、赤ちゃんが口にしやすい食材でもあります。
5-6か月から調味料を使うことを気にする方もいると思いますが、ほんの少しであれば、風味程度しか味はつかないので問題ないでしょう。
便を作りやすく、排泄の手助けをしてくれますよ。
赤ちゃんの便秘を改善するには?
離乳食から便秘を解消することができますが、他にも方法があります。
赤ちゃんとのスキンシップの延長に、取り入れやすいものから試してみてくださいね。
食事・睡眠の時間を決める
食事時間が規則的になると、便秘解消に役立ちます。
赤ちゃんの生活リズムを整えるには、なるべく同じ時間に母乳やミルク、離乳食を与えると効果的。
朝、昼、晩、大まかな時間でいいので、食事と睡眠のタイミングを作って、赤ちゃんが1日の流れを受け入れられるようにサポートしていきましょう。
腸の働きが活発になり、便がスムーズにでるようになります。
おなかのマッサージ
「の」の字マッサージを試してみましょう。
3,4本の指先で赤ちゃんのお腹を軽く押さえながら、へその周りを「の」の字を描くように撫でます。腸の動きが促進されます。
他にも、赤ちゃんの脚を持って軽く動かしてあげたり、抱っこやお座りなど姿勢を変えてあげたりするのも良いでしょう。
綿棒で直腸を刺激
綿棒にワセリンかベビーオイルを塗って、肛門から差し込み、直腸を刺激します。
置くまで刺激してしまうと危険なので、あらかじめ綿棒の先から2cmの位置に印をつけましょう。
内部を優しくなぞるように10秒程度ゆっくりと綿棒を回して刺激します。
すぐに便が出なくても、綿棒に便がつけば数日以内に排便があるサインです。
水分をとる
水分の取り方も練習中の赤ちゃん。
白湯や麦茶を哺乳瓶や、平たいお皿で飲ませるほかに、離乳食も水分を意識しましょう。
赤ちゃんは、だしをきかせる、とろみをつけると食べやすくなります。
また、野菜や果物を使用すると、食材からの水分もとることができますよ。
便秘解消の食材をプラス
おすすめの野菜は、●さつまいも●キャベツ●ダイコン●ニンジン●ほうれん草 この他に離乳食の段階が進んだら、●ひじき●納豆●リンゴ●ヨーグルトがおすすめです。
野菜は、水分と食物繊維が含まれ、便を作りやすくします。
納豆や、ヨーグルト等の発酵食品は、腸内菌の改善に役立ちます。
まとめ
赤ちゃんにそれぞれ個性があるように、体質も異なります。
食材の種類や量、水分のとり方を変えてみて、我が子に合った方法を見つけていきましょう。
そして、パパ・ママが負担にならずにできる方法から試してみてください。
赤ちゃんは、思ってる以上に表情を読み、言葉を聞いています。
あまり悩まず、「今日は出なかったけど、明日は出るかも!」と思って、赤ちゃんに「ウンチ出るかな?」と、語りかけてあげてみてくださいね。
安心して、ぽんと出してくれたりするものです。我が子の身体の成長を、温かく見守っていきたいですね。