また栄養士として働きたい!ブランクが埋まる「学び直し」の方法とは

子どもも大きくなったし、そろそろ働きたい・・・。

栄養士の資格を持っていながら、結婚や出産など人生のライフステージの出来事の中でお仕事から離れている方は多いですよね。

資格があればいつか働けるとは思っていても、栄養士の知識も随分前のまま更新されないままだと、仕事復帰に不安を感じてしまうものです。

そんな時、もう一度栄養士の知識を学び直したいと考えることはありませんか?

不安なまま仕事をはじめるより、学び直しで栄養士としての自信をもって働いた方が、公私ともに楽しくスムーズにすみます。

今回は、栄養士の資格を活かした仕事に復帰するための「学び直し」について、考えてみましょう。

 

「どう働きたいか」を整理して効率よく!

 

学び直しと一言で言っても、栄養士の知識はとても膨大です。

むやみやたらに学んでも、時間とお金がかかって非効率的になってしまいます。

そこで大切なのが、まずは働き方や学び方の整理をすることです。

ここでは、学び直しをする前に、ご自身の働き方ついて考えるための内容を整理してみましょう。

 

働く分野を絞ると「何を学ぶか」がはっきりする

栄養士として再出発するには、自分はどんな分野で働きたいかを明確にしておくことが大切です。

栄養士の仕事は多岐にわたるため、働く分野や学びたい内容が絞られていないと膨大な内容の知識の前に挫折してしまうばかりか、無駄な労力を使うことになります。

栄養士が働く主な分野は、次のとおりです。

 

  • 臨床分野
  • 公衆栄養分野
  • 給食分野

 

例えば、病院で管理栄養士として栄養相談や患者の栄養サポートチームの一員としてかかわるような仕事がしたい場合は、疾病と栄養に関わる最新の知識をしっかり学ぶ必要があります。

ただし、病院の栄養士の仕事の中でも院内食を調理したり現場の衛生指導に主に関わるお仕事なら、大量調理や衛生管理・献立作成などの知識を学ぶことが現場で即戦力として働く近道になります。

このように、栄養士の仕事は分野や関わり方によって、学びの中心になるものがかわってきます

限られた時間の中で必要な知識を身につけられるよう、まずはどんな分野で仕事がしたいかしっかりと考え、自分の中で明確にしておきましょう。

 

どこで?どうやって?自分の「働きかた」を明確に

栄養士の仕事の分野と同じように、場所や所属などの「働きかた」もある程度明確にしておくと、必要な学びを効率よくすることができます

働きかたには大きく分けて二つあります。

 

会社に所属して働く(主に会社や現場に出向いて働く)

個人事業主として働く(会社に出向く又は在宅で働く)

 

会社に所属して働く場合には、求人情報の中である程度仕事の内容が提示されています。

そのため、提示されている仕事内容を中心に学ぶことが、必要な学び直しの最短ルートになります。

つまり、会社で働く場合はしっかり求人情報を確認することで、会社から求められている知識を効率的に得て就職することができるのです。

会社に所属せず、自分でやりたい仕事を開拓していきたい!という場合には、「個人事業主」として仕事をしていくことになります。

今人気の「在宅ワーク」は、個人事業主として個人同士で契約を結んだり、会社と契約を結んで仕事をしていきます。

個人事業主として仕事をする場合は、ある程度自分の進みたい仕事の分野の栄養の知識を深めるることはもちろんですが、そのほかに自分で顧客を獲得するための集客の学びも必要になります。

このように、働きかたによっても必要な学びが変わってくるので、自分がどんな働きかたをしたいのかも明確にしておきましょう。

 

どのくらい必要?「時間」と「お金」の使い方

改めて学びをするためには、思っている以上にたくさんの時間や労力、お金がかかるものです。

仕事を始めればその労力の分自分に返ってくるものではありますが、学ぶことが主だった学生のころとは違い、家庭や仕事と両立して学びを行うのは大変です。

壮大な学びのプランをたてても、実際やってみたらできなかった、時間がなかったなど無駄になるのは避けたいですよね。

ここでは、自分が確実に効率よく学びをするために必要なプランをたてるために、「学び」への投資方法を考えてみましょう。

 

学びにつかう「時間」は余裕をもって計画

学びなおしには、確実に学びに使える「時間」はどのくらいあるのかを明確にし余裕をもった計画を立てることが大切です。

学びなおしをしようとして挫折する原因の一つに、「忙しくて思ったように時間が取れない」ことが多くあります。

このような挫折の多くが、計画を一番スムーズに進んだときのプランで考えてしまっていて、思った以上に時間がかかり断念・・・というパターンです。

学ぶ時間がたくさんあればそれに越したことはありませんが、実際はまとまった時間が取れないことがほとんどです。

 

<学びなおしに費やす時間の例>

子育て中の方

・子どもが学校や幼稚園にいっている間の時間

・家事の合間のスキマ時間

・子どもの寝かしつけ後の夜間

 

お仕事をしながらの方

・通勤時間

・休憩時間

・仕事から帰宅後(通勤前)

・休日

など

 

このように、子育てやお仕事をしながら学びをするには、どうしても「空いている時間」を利用することになります。

空いている時間をすべて学びに費やそうとしても、お子さんが具合が悪くなったり仕事が忙しくなるなど、思ったように時間が取れないことがほとんどです。

また、自分自身がリフレッシュする時間まで学びに費やすと、思うように集中できなかったり挫折してしまうことにつながりかねません。

そのため学びの時間は詰め込みすぎず、余裕をもって取り組める「毎日の時間」と「期間」を設定しましょう。

 

渡邊
渡邊

思ったより余裕があって追加で学びができるほうが、心も体も楽ですよね!

 

ケチらず!効率よく!「お金」は将来への初期投資

学びにかかるお金は、「将来の初期投資」として考えることが必要です。

学びには必ず「お金」がかかりますが、生活の中で使える費用は限られているため、学び方を選択する際には少なからず課題となるものです。

そのため、自分が学びに費やせる費用を明確にして、その中で一番効率よく自分にあった学びの方法を選択していくことが大切です。

学びなおしにかかる費用の目安は、おおまかに次の通りです。

 

・社会人向け大学、大学院:100~200万円/年

・専門学校:50~100万円/年

・資格スクール・講座受講:数万円~100万円

・書籍の独学 :数千円~数万円

 

自分が必要な知識を、確実に学ぶためには費用は必ずかかってきます。

また、自分の生活や性格に合った学びを無視してお金だけで学び方を選ぶと、結局うまくいかずに無駄な費用を費やすことになりかねません。

学びにかけるお金は、これから働いて得る対価の「初期投資」でもあります。

ある程度学びにお金がかかったとしても、しっかり学んで確実に仕事に結びつけば、回収できるはずの資金となります。

また、お金をしっかりかけることで、覚悟を持って将来に向けて学びに取り組める「力」にもなります

学びのための資金を捻出するのは大変なことですが、費用の大小にとらわれすぎず、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。

 

自分にあうのはどれ?タイプ別の学びかた3つ

 

学びなおしの方法にはさまざまなものがあり、自分の生活や性格・学びに費やせる時間や費用などを相対的に見て選びます。

ここでは学びかたのタイプ別に、3つを紹介します。

 

がっつり勉強したい人は「対面講座」

「決められた日にちや時間にがっつり勉強がしたい!」という人には、会場に出向いて講師と向き合って勉強を進めていく「対面講座」がおすすめです。

対面講座には、次のようなものがあります。

 

〇大学や専門学校の講座

・学びなおしにかかわる「一定期間」の講座

 ・必要な部分だけ聞ける「単発」の栄養関連講座

 

このような講座は、場所や時間・期間がしっかり決まっており、学びのために縛られる時間がはっきりしている特徴があります。

そのため、次のような方が向いています。

 

・あらかじめ決められたスケジュールであれば、しっかり調整できる方

・決められた期間で、確実に知識を身につけたい方

・家で勉強をすると集中ができない方

・自由な学びかたでは意思が続かない方

・ある程度の費用をかけて学びができる方

 

大学や専門学校の学びなおしの講座は、学ぶ環境が整っているため知識が定着しやすくいこと、また、わからなかったところは講師に直接聞くことができるメリットがあります。

ただし、費用面では高額になりがちなため、金銭面の工面や学びをやり遂げるある程度の覚悟を持った行動が必要になります。

「何から学んでよいかわからない」

「栄養士としての仕事経験がなく一から学びたい」

という人は、ある程度広い範囲で充実した環境で学ぶことが必要なため、おすすめの方法になります。

まずは、自分が卒業した大学や専門学校などに自分の求めている講座がないか、確認してみましょう。

 

隙間時間で勉強したい人は「オンライン講座」

仕事や子育てでまとまった時間が取れず、不定期の隙間時間に勉強がしたいという方は、「オンライン講座」がおすすめです。

オンライン講座は、パソコンやスマートフォンでオンライン通信や動画配信を利用して勉強を進めるため、比較的自分の時間の都合で受講がしやすいのが特徴です。

オンライン講座には次のようなものがあります。

 

大学や専門学校の外部向けオンライン講座

専門性に特化したオンライン・通信講座

 

オンライン講座には、次のようなメリットがあります。

 

<オンライン講座のメリット>

・受講時間を自分で選ぶことができる

・通学にかかる時間や費用がかからない

・比較的低価格で受講できる

 

オンライン講座は、開催にかかる人件費や会場費用がかからないため、対面講座と同じ質の内容を比較的低価格で手軽に受講することが可能です。

また、受講場所に出向く通学時間や費用はかからないため、交通費と時間を節約することができます。

一方、受講可能期間が限られているものも多いため、自分自身である程度計画的に学びが進められる方には向いている学びの方法になります。

注意点は、パソコンやスマートフォンを利用して受講するため、インターネット環境が整っていることや通信費用が発生します。

ただし、インターネット環境はほとんどの家庭で整っていることが多いため、オンライン講座は忙しい中で学びなおしをする方にはメリットが大きく、多くの方が選択する方法になっています。

このように、忙しくまとまった時間が取れないかたも、質の良い学びをあきらめずにすむのがオンライン講座なのです。

コツコツ自分のペースで学びたい人は「書籍の独学」

自分で目標や時間をしっかり決めてコツコツ学ぶのが向いている方は、参考書などの書籍を使った独学の学びも可能です。

かつて自分が学んだ参考書をまだ持っていたら、その参考書を見返したり、図書館や本屋さんで自分にあった書籍を探して学んでみましょう。

 

<書籍を使った学びなおしのメリット>

・書籍は講座に比べて低価格なことが多い

隙間時間で学びやすく、見返しやすい

インターネット環境がなくても学ぶことができる

 

書籍は持ち歩けば手軽に学ぶことができるため、インターネット環境を気にする必要がありません。

ただし栄養学は日々進化しているため、古い書籍の学びは今では誤った知識の習得になってしまうこともあります。

今後栄養士として仕事をしていくためには、最新の知識を身に着けることが必要になります。

書籍選びの際は、できるだけ新しいものを選択しましょう。

また、書籍の学びは単独で行うより、リアル講座やオンライン講座と合わせて行うほうが知識が深まります。

+αの学びとしても「書籍」を活用し、コツコツ学びを深めていきましょう。

 

学びが深まる!仕事につながる!おすすめオンライン講座

 

忙しい中である程度費用を抑えてしっかり学ぶためには、「オンライン講座」を選ぶことが多いのではないでしょうか。

しかしオンライン講座にはたくさんの種類があり、何を選んでいいか迷いがちです。

そこで今回は、数ある講座の中からおすすめの講座を2つ、ご紹介します。

 

在宅ワークに特化!「NSLabo栄養サポート研究所」

NSLabo栄養サポート研究所は、栄養士・管理栄養士の在宅ワークに必要なスキルアップを図るために特化した通信講座を展開しています。

運営者は在宅ワークを知り尽くしている管理栄養士のため、在宅ワークを始める際に何に困るのか・どんなことを学んだらいいのかをぎゅっと詰め込んだ、きめ細かい講座が用意されています。

 

NSLaboの6つの魅力

・通信講座で自分のペースで全国・海外でも受講が可能

・最短、最速で効率よく最新の栄養学、基礎栄養学が学べる

・1章ごとに添削がある充実したサポート

・ブランクがある方でもわかりやすい内容

・仕事につながる実践講座

・目的に合わせて受講が可能(栄養指導・最新栄養学・栄養士ライター)

NSLabo栄養サポート研究所ホームページより抜粋

 

NSLaboの魅力のひとつが、「1章ごとの添削」などきめ細かいフォローです。

オンライン講座は一方的な学びになりがちなので、自分が正しく理解できているのか不安になることがあります。

NSLaboは添削を通したやりとりがあるため、安心した学びとモチベーションの維持を図ることができます。

また、目的別の講座があるため、自分が進みたい道や必要な知識を選んで受講が可能です。

学んだことをしっかり仕事につなげるサポートも充実しています。

在宅で栄養士の仕事をすることを目標に学びたい!という人は、チェックしてみましょう。

 

正しい栄養学の最新知識を習得「一般社団法人臨床栄養医学協会」

一般社団法人臨床栄養医学協会は、「生化学及び生理学に基づく栄養学に関する正しい知識の普及と、ビジネス化推進」を目的に活動する協会です。

講座の受講や資格取得をするだけでなく、その知識や資格を生かして協会で講師やコンサルの経験と実績を積み、ビジネスにしっかりつなげていける道筋を作るところまでサポートしてくれます。

資格が取得できる大きな講座は、次の2種類です。

 

臨床栄養医学指導士・・・栄養の基礎からしっかり学ぶことができる

スポーツ栄養医学指導士・・・スポーツ栄養の知識を学ぶだけでなく、アスリートへの栄養指導の経験もできる

 

学びはインプットするだけでは知識の定着にはなりません。

学んだ知識をアウトプット(知識を生かして実践する)ことで、知識が自分の財産として定着します。

協会では学びをアウトプットする機会を提供するところまでをフォローしてくれるため、学んだことをビジネスとして進めていく経験や実績が学びの中で身につけることができるのです。

しっかり学びなおして、独立して活躍していきたい人には、とても魅力的な講座です。

栄養士・管理栄養士として働く知識と自身・経験を一度に身に着けたい人は、チェックしてみましょう。

 

まとめ

栄養士や管理栄養士の資格があっても、使わないままブランクが空いてしまうと、いざ仕事を始めようというときには不安があるものです。

その不安を拭い去るためには、しっかり必要な最新の知識を学びなおすことで、新たなスタートを切ることができます。

ただし、仕事や家事・子育てをしながら学びなおしをするのは、時間もお金もかかることは間違いありません。

限られた時間や費用を効率よく使って、しっかり学ぶためにも、まずは自分がどんな働き方をしたいかを明確にすることが大切です。

また、自分の生活や性格にあった方法を選ぶことも、確実に学びを深めるためには必要なことです。

自分にぴったりあった学びかたを見つけて、使える時間やお金は計画的に最大限使い、人生の次のステージの活躍に向けて動き出してみましょう。

 

 

 

この記事を書いたひと

FBS2期卒業生 三浦 寛子

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