冬の冷え性にもってこい!女性の味方、彩りスパイス・サフランパワー

日中も厳しい寒さを感じるようになり、手足の冷たさが気になる季節になりました。

温かい上着や防寒着で対策するのも良いですが、体の内面からポカポカできたら嬉しいですね。

冬に収穫を迎える「サフラン」には、冷え性を改善する力が秘められています。

そこで今回は、サフランがどのように栽培され、冷え性に役立つのかご紹介します。

 

サフランとは?

 

 

「サフランライス」でよく知られるサフランは、鮮やかな黄色みを呈するスパイスとして親しまれています。

美しい色はどのようにして生み出されるのか、サフランの生態についてみていきましょう。

 

世界で最も高価なスパイス、サフラン

サフランは、世界で最も高価なスパイスと言われています。

値段が高くなる理由は、サフランの貴重さと収穫の作業の大変さにあります。

サフランはアヤメ科の多年草で、秋に薄紫の花を咲かせます。

スパイスとして利用するのは、花の真ん中にある雌しべの部分です。

 

 

雌しべを手で摘み取って乾燥させたものが、スパイスのサフランです。

1つの花に雌しべはわずか3本しかなく、1gのサフランをとるのに約160個もの花が必要となります。

それほど貴重なことや作業の手間がかかっているため、サフランは高価なスパイスと言われています。

 

サフラン栽培の1年

サフランの収穫時期は、10月下旬から11月半ばにかけてです。

気温が10度以下になるとサフランは開花するので、収穫時期の目安になっています。

サフランの生育は、1年間で次のようなスケジュールで行われます。

 

  • 4月半ば〜5月:畑に植えておいた球根を堀り上げ、ビニールハウスの中で乾燥させる。
  • 6月〜7月:日の光が当たらない小屋の中に移して保管する。
  • 7月末〜8月初め:球根をトレイに並べて棚へと移動する。
  • 8月中旬:球根から発芽して茎が伸びる。
  • 10月末〜11月半ば:開花した花を摘み取り、雌しべを収穫して乾燥させる。
  • 12月:除草と追肥をした畑に球根を植える。

参考)百年続く竹田式サフラン

 

では、生産地はどこにあるのでしょうか。

 

国産の8割は、大分県竹田市から出荷

サフランは世界の広い地域で生産されており、イラン、スペイン、インド、ギリシャの順で生産量が多いとされています。

国産のサフランは、120年前から栽培されてきたものの、現在では全生産量の1%程度です。

さらに国産の8割程度のサフランが、大分県の竹田市で栽培されています。

貴重な国産サフランですが、香りと色味が良く、品質は高評価を得ています。

 

渡邊
渡邊

サフランはどこの産地でも栄養は変わらないので、味や香り、彩りの違いを試すのも楽しみの1つですね。

 

女性に嬉しいサフランパワー

 

 

サフランは、インドでは料理のスパイスとしてだけではなく民間薬としても重宝され、健康に役立つ働きがいくつもあります

特に女性に嬉しい力がサフランにはたくさんあるので、順に見ていきましょう。

 

血行促進で冷え性改善

サフランの黄色の色素成分「クロセチン」には、血行を促進して冷え性を改善する効果があります

クロセチンは、カロテンと同様に強い抗酸化作用をもつ成分です。

活性酸素を取り除いて、全身への栄養や酸素の供給を正常化させます。

その結果、血流が促され、体が温まりやすくなります。

またサフランの香り成分は、「サフラナール」といい、体を温めて血流を促す作用があります。

サフラナールの作用を上手に取り入れるには、温かいサフランティーやサフランミルクがおすすめです。

香りや色を楽しみながらゆっくりと飲むと、体がじんわりと温まります。

 

女性ホルモンのバランスを安定化

サフランには鎮静作用とトニック作用があり月経期や更年期の不快感、疲れやイライラを改善します。

 

トニック作用とは?

シナプスから漏れ出した低濃度のGABAに高い親和性を持ち,細胞を持続的に活性化する働き

 

トニック作用は、元気を取り戻すのに役立ちます

一方、鎮静作用は眠りにつきやすくする、女性特有の不調を和らげるなどの働きが期待できます。

よって、更年期障害や月経不順の緩和に繋がります。

 

アンチエイジングで美しく

サフランには、日焼けによる肌の炎症やメラニン生成を抑える働きがあります。

そのためニキビやクマ、しわの改善に役立ちます。

また、サフランには抗酸化作用があります。

老化の原因と言われる体内の酸化を抑制してくれるため、アンチエイジング効果も期待できます。

 

黄色に変身!サフランレシピ

独特な芳香と香ばしい香りが特徴のサフランは、少量で鮮やかな黄色の色味を付けることができます。

油に溶けず、水に溶ける性質があるため、使う時はしばらく水かお湯に浸して着色液を使いましょう。

サフランライス以外でもサフランを活用して、冷え性の解決に役立てたいですね。

 

お手軽&新鮮!「サフランティー」

サフランとお湯だけで作れるサフランティーは、手軽でおいしいお茶です。

好みではちみつや、シナモンを加えると味や風味の変化があり、飲みやすくなりますよ。

 

 

淹れたては透明のお湯が、ゆっくり黄色に変化していく様子を見ているだけでも心なごみます

温かい飲み物は体を温めるので、サフランの効果と併せて、一石二鳥ですね。

 

イギリス発祥の「コーニッシュ・サフラン・ケーキ」

ドライフルーツやナッツ類をたっぷり入れて作るコーニッシュ・サフラン・ケーキは、サフランの香りと黄色の彩りが元気を誘い出す料理です。

1枚に栄養がギュギュっと詰まっているため、おやつや朝ごはんにぴったりですよ。

 

 

ドライフルーツは、茹でて戻してから生地に混ぜると食べやすい食感になります。

生地に水分が多いと膨らみにくくなるため、湯切りはしっかりしましょう。

ナッツ類は、鍋で炒るひと手間を加えることでカリッとした食感と香ばしさを味わうことができます。

 

まとめ

サフランは、世界の様々な場所で栽培される紫色の花です。

雌花を乾燥させたものをスパイスとして使うため高価ですが、栄養がたっぷり詰まっています。

少量で鮮やかな黄色になるので、お茶や軽食に簡単に取り入れると見た目良くでき、女性に嬉しい効果を得ることができます。

冷え性改善やホルモンバランスの安定、アンチエイジング効果など多彩な能力を持つサフランを食事に取り入れて、冬も温かく過ごしたいですね。

 

 

 

この記事を書いたひと

FBS6期卒業生 鈴木 真由美

ブログ

 

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