栄養士として仕事をしていく中で、なかなか自分が思ったような仕事ができないこと、やりがいが見いだせない…等、働き方を考えることがあるのではないでしょうか?
また、栄養士は圧倒的に女性が多いので、結婚や出産で変化を強いられることもあり、仕事と私生活の両立が難しくなることもあるでしょう。
転職を考える中で、なかなか実態が見えにくい“フリーランス”としての仕事は、「気になるものの、実際どうなの?」というのが本音ではないでしょうか?
そこで、フリーランスの栄養士が活躍できる場所や働き方をまとめてみました。
フリーランスとしての働き方を考えたとき、参考になれば幸いです!
どんな仕事があるの?
レシピ作成
お仕事で普段からレシピ作成をしている方も多いのではないでしょうか?
お料理が好きな方なら、一番ピンとくる仕事かもしれません。
ここで言うレシピ作成とは、
・食材、お悩み、年代、指定材料等に合わせてレシピ構成
・栄養価計算
・写真撮影
等のことです。
例えば、中学生のサッカーチームへ補食を提案して、チームの運動パフォーマンスを上げることに役立ててもらうことが出来ます。
栄養スクールの方の右腕として、その方が作られたものを、調味料等も微調整してレシピとして完成させる仕事もあります。
写真撮影も大事なのでより美味しそうに撮影することも重要ですね。
コラム執筆
現在、飽食の時代と言われ、生活習慣病や新型栄養失調等言われる中、食や栄養に関する関心は年々高まっています。
その情報を欲しいと思っている人にとって、悩みを解決することができる記事を書くことが出来るかがカギとなります。
食に関する情報は、誰もが身近で興味があるのに深くは知らない、という方が多いのではないでしょうか。
栄養や食に関して知識はあるのに、伝える場がない、生かせない栄養士さんはたくさんおられると思います。
家でもできるお仕事なので、育児の合間にすることができるのも魅力ですね。
料理教室
お料理が好きな方、料理を通して生徒さんの成長を喜べる方!
今は、zoomが普及してきたことでオンラインの料理教室もどんどん増えてきました。
場所等を気にせずできることで、初めてする方も取っ掛かりがしやすくなったのではないでしょうか。
例えば“無添加食材で作る身体に優しい料理教室”をして、身体によいものを取り入れたいけれど、調理方法が分からない、と言った方の役に立つことができます。
直接少人数の方とやり取りでき、感想を聞くことができるので、やりがいもあるでしょう。
料理代行
料理代行とは、お宅へ伺って料理を作ることです。
有名なところでは、シェアダインやベアーズ等があります。
ここで、栄養士として求められることは、栄養バランスの取れた健康に貢献できる食事です。
例えば、
・生活習慣病の予防や改善を考慮した食事
・シニア世代の飲み込みやすい、介護食
・だしを利かした離乳食や幼児食
・食育を通しての野菜克服や偏食への対応
等、栄養士としてのスキルが求められることはたくさんあります。
共働きの世帯は、今どんどん増えています。
毎日料理に割く時間がない、育児に精一杯でお惣菜で済ませてしまう、と言った家庭は多いです。
毎日の食事を準備する方に代わって、栄養満点の食事を作ること。
好き嫌いの多い子の悩みを一緒に共有して食べられるものを提案すること。
離乳食のフリージング作り置きを作ること。
家族を支える一つの手になって、みんなが笑顔で過ごすことができるお手伝いをすることができます。
直接やり取りをして、意見を聞けるのも良いですね。
仕事をもらうにはどうすれば良い?
自分の持ち味、何を専門にしたいか決める!
まずは、何を売りにしたいか、どの分野で活躍していきたいのかを明確にして今後の行動を決めていきたいですね。
分からなければ、興味のあるものの講座を受けてみたり、実際に仕事をしてみるのもアリです。
まずは行動することで、段々と自分の目指すものが分かってきますよ!
例えば、料理教室に興味があるならまずは自分が受けてみること。
検索してみるだけでも、色々なものがあって勉強になるでしょう。
自分の“好き”や“気になる”を追求してみることが、まずは一歩になりますよ。
営業活動をする
・クラウドソーシングに登録する
クラウドソーシングとは、インターネット上で仕事の受け渡しをする業務形態です。
インターネット上のやり取りで全て完結し、自分の空き時間にできるので、初心者で副業をしたいときやスキルを磨くのに向いています。
・周りに伝える
まずは、自分の周りの人にフリーランスになったこと、又はなりたいことやしてみたい仕事を話してみてください。
話すこと、周りに知ってもらうことで一歩前進です。
栄養士会や、地域の集まりに参加したり、出来る範囲で行動してみてくださいね。
・スキルを磨く
何ができるのか分からない。自信がない方!
やってみたいことは何でしょう??
自分がやりたいことに向けて、資格をとるでも良いし、コミュニティに入るでも良いし、時間を見つけて飛び込んでみましょう。
そこからまた、新しい学びがあるはずです。
・SNSを利用する
仕事用のアカウントを作って、自分のしたいことを発信してみましょう。
営業というと苦手意識があったり、自分には無理だと思ってしまう人もいると思います。
でも、上に書いたものを読んでみてどうでしょう?
何か出来そうなことがあるのではないでしょうか。
いわゆる“営業トーク”のような、お話が上手な方しかできないわけではないのです。
まとめ
若いころは多少無理をして働くことができても、妊娠や出産を機に仕事に全てを打ち込むことが難しくなってきます。
そんな時に、転職や働き方を見つめなおすこともあるのではないでしょうか?
なかなか、“フリーランスの栄養士”というと一握りのメディアに出ているような人しかなれない、といった印象を持っている方も多いと思います。
そんなことないのです。
少しでも“フリーランス”といった働き方が気になるなら、まずは動いてみましょう!
上記に書いていることを一つ一つ実践していくうちに、必ず何か身についているはずです。
子どもが小さいときは、家族の時間を優先しつつも仕事も頑張りたい!自分のスキルだって磨きたい!こんな思いを叶えられる働き方を、みんながしていけたらいいですよね!