仕事に家事、育児、夫の相手…毎日時間に追われていませんか?
子どもが生まれてから、自分と向き合う時間なんてわずか。
大して上がらない給与。幹部はほど遠い現場栄養士。
せっかく資格を取ったのに、このままただ忙しい毎日が続くのかしら?と、思っている貴方必見です。
フリーランスの栄養士になれば、家族やプライベートの時間を確保しつつ、資格を生かして、自分らしく、楽しく働くことができます。
私自身、フリーランスに転身し、毎日ワクワクしながら活動しています。
リモートの普及と共に、フリーランス栄養士は増えてきているので、やりたい仕事をするなら今のうちから動くのが吉ですよ。
この記事では、フリーランス栄養士になるために必要な3つの秘訣と、どうやったらなれるのか、またその仕事内容をご紹介します。
フリーランス栄養士になるために必要な3つの秘訣‼
それでは早速、フリーランスの栄養士になるための秘訣を3つお伝えしましょう!
物事をポジティブに捉える
あなたは失敗してしまったとき、落ち込んでしまいますか?それとも、いい経験になった!と捉えられますか?
失敗は誰でもしてしまうものですが、その度に落ち込んでいては、仕事のモチベーションが下がって、フリーランスを継続することが困難になってしまいます。
フリーランスになると、今まで働いていた環境とは異なり、誰かに相談する頻度が少なくなります。
その中でも、モチベーションを上げて、仕事の質を向上するために、ポジティブな思考が欠かせません。
仕事がなかなか成功しないとき、「こんなにやってもだめなんて」と落ち込むのではなく、「まだまだ、これから成功するんだ!」と捉えることができる。
できていないことに嘆くのではなく、「課題だ」と捉え、取り組むことができる。
このように出来事をいい方向に受け取ることができていれば、前に進むことができます。
せっかくあなたが持っているスキルやノウハウを生かすためにも、まずは心からセッティングしていくと、楽しく仕事を続けることができるでしょう。
複数の柱で確実に収入を得る
フリーランスのデメリットの一つとして、安定収入が約束されません。
安定した収入を目指すのであれば、複数の仕事の柱を持ちましょう。
例えば、料理が好きで、料理教室1本に仕事を絞ったとしましょう。
ところが、お客様の急な引っ越し、パソコンの破損、新しいライバルの出現等、アクシデントが起きてしまうと、収入がゼロになってしまいます。
もし、他にも記事の執筆や、セミナー等の仕事を持っていれば、そちらから収入を得ることができます。
長く、楽しんで、フリーランスの栄養士を続けるために、メインの仕事の他に、収入になる仕事も確保できるように、引き出しを増やしておきしましょう。
情報発信と情報収集
お客様に自分の事や仕事内容を知ってもらうために、情報発信が欠かせません。
特に、フリーランスになりたての頃は、固定客がいないため、情報発信して、お客様に興味や関心を持ってもらいます。
情報発信には、お客様も馴染みがあるSNSを活用するといいでしょう。
また、情報発信と同じくらい大切なのが情報収集です。
ターゲットとなるお客様の悩みや関心事は何か知るために、インターネットや、雑誌、本、直接アンケートをする等で、情報を集める必要があります。
加えて、フリーランスとして必要な法律の変更や、税金の納め方等、仕事を運営するための情報収集も必要になります。
自分で情報を集めないと、誰も教えてはくれません。
情報収集に役立つアプリを取り入れ、自分が使いやすいものを選んで、活用するのもいいでしょう。
フリーランスの栄養士になるには
ではフリーランスになろう!と思ったら、以下のことを確認しましょう。
フリーランスとして仕事を始める時には事前準備が大切になります。
必要なことを把握して、活動を始めましょう。
手続きを行う
今まで会社の健康保険組合に加入していましたが、国民健康保険に変更します。
また、年金の切り替え手続きも必要になります。
そして、開業届を提出すれば、めでたくフリーランス栄養士としての活動がスタートになります。
ちなみに、開業届には、個人名か、屋号を登録することになるので、どちらを利用するか、屋号の場合はどんな名前にするか考えておくとよいでしょう。
必要書類を揃える
・青色申告承認申請書
フリーランスになると、自分で確定申告をしなければなりません。青色申告を希望する場合は「青色申告承認申請書」を用意しておきましょう。
開業届と一緒に提出しておくと手間が省けます。
・個人事業の開廃業届出書
個人事業の開業を税務署に申告する書類です。
国税庁のホームページから、開業届の書式をダウンロードすることができます。
参照:国税庁公式サイト
仕事を探す
・業務委託
栄養計算や、特定保健指導等、企業と業務提携を結び、仕事を請け負う方法があります。
業務委託を結ぶと、契約書をかわすことになるので、内容をよく確認しましょう。
・クラウドソーシングの利用
実績の少ないフリーランスでも仕事を取りやすいのが、クラウドソーシングです。
サービスに登録して、案件を獲得します。
価が安かったり、期日がタイトなものもあるので、対応可能な範囲で案件を受注しましょう。
・SNSを通した営業活動
ブログ等のSNSに仕事の案件の受付窓口を設定します。
SNS上に連絡可能な連絡先を掲載しておくと、自分の活動や、実績を見て、仕事依頼をしてくれるかもしれません。
・コミュニティや、交流会に参加
活動の分野に関連のあるコミュニティや、交流会に参加して、名刺交換をします。
自分の活動を多くの人に告知し、仕事の依頼を受けることができます。
どんな分野が自分の顧客と関連するか見極めて、参加することが大事になります。
・知人からの紹介
新規案件を受けるために、自分の友人や知人にアプローチをかけます。
何か困っていることでお手伝いができることはないか、声をかけておくと、仕事の依頼に繋がることがあります。
おすすめは、講座に申し込み
私が受けた講座は、「ファミリーバランスサポーター認定講座」です。
料理代行とビジネスに必要なノウハウがぎゅっと凝縮された講座で、資格取得と同時に、仲間や情報を得ることができます。
フリーランスの栄養士に必要な知識や情報は膨大にあるので、講座等に先行投資して、必要な情報を厳選して仕入れることをおすすめします。
特に、今の仕事を続けながら、フリーランスに移行しようと考えている場合は、新しい活動に使える時間が限られているのでおすすめですよ。
フリー栄養士の仕事内容
最後に、具体的な仕事内容を紹介します。
フリーランスはいくらでも仕事の幅や内容を広げていけるので、ここで挙げた仕事内容から派生させていくことも可能です。
料理代行
料理代行は、文字通り依頼者に代わって幅広く料理に関わるサービスを提供するものです。
具体的には、産前産後のご家庭に赴き、料理を数品~数十品作る。パーティー用の料理を作る、といったものです。
料理の提供に加えて、お客様に寄り添った献立を提案することができます。
1時間いくら、といった形で活動している方が多いです。
お客様から直接「ありがとう」の言葉が頂け、またお子様の成長をサポートすることもできます。
食育セミナー・健康セミナー
講話や調理実習等を通して、健康づくりや食に関する情報を発信します。
会場を確保して、直接セミナーを開く、または、オンラインで講座を運営することができます。
食について新たな「気づき」を伝えることができ、健康な食生活をサポートできます。
講座ごとに参加費を頂く形が多いです。
無料で開催できる場所もあるので、多くの人に自分の想いや活動を伝えることができるメリットもあります。
記事執筆
健康に関するコラムや、レシピや食材に関するコラムの作成をします。
料理の写真投稿から、記事の作成依頼が来ること、自社商品の紹介依頼等、様々な記事の依頼があります。
1文字数円といった単価が多く、「キーワードをタイトルに入れて1記事3,000文字」等、条件が指定される事が多いです。
セミナーよりも更に多くの人に、情報と、自分の想いや経験を伝えることができます。
また、在宅で好きな時間に仕事ができます。
専門学校、大学の非常勤講師
専門学校や、大学に赴き、食や健康に関する授業を行います。
食物アレルギーや、食に関する法律、ライフステージに応じた食事等、学生に直接伝えることができます。
専門的な知識が必要となるため、栄養士としての知識が定着するでしょう。
特定保健指導・食事指導
特定検診の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が大きく期待できる方に対して、サポートを行います。
1対1のサポートが多いため、特定のお客様を継続してサポートすることができます。
企業と業務提携を結ぶこともあり、時給または、人数に応じて報酬額が指定されています。
料理教室
料理を勉強したい方、楽しみたい方に向けて、料理の作り方やレシピを紹介します。
親子クッキングや、お子様向けのキッズクッキング等、様々なターゲットに向けて展開することができます。
月にいくらと月謝を決めるか、1回いくら、と金額を設定することが多いです。
「クッキング楽しかった!」「料理が好きになった!」等、嬉しい言葉がいただけるやりがいがあります。
最近では、オンラインで開催することもできます。
まとめ
フリーランスの栄養士は、物事をポジティブに捉え、複数の柱で確実を収入を得て、情報収集と発信をしていけば、長く、楽しく、自由に働くことができます。
料理教室や、セミナー、執筆、非常勤講師、特定保健指導・食事指導、料理教室と、多岐にわたって様々な仕事と関わることもでき、可能性は無限大です。
いざ活動を始めると、一人で開拓していく大変さと責任がありますが、それ以上のやりがいと、時間と仕事の自由、心の豊かさを得ることができます。
フリーランスの栄養士は、3つの秘訣を胸に、必要な手続きをとれば、すぐにでも活躍できます。
今のまま悩み続けますか?新しい道に挑戦しますか?貴方の人生が輝くことを祈っていますよ。