病院、薬局、施設、学校、企業など、 栄養士が活躍できる場所は増えてきています。
しかし、「自分が思うような仕事ができない」「同僚や調理員さんなどとの人間関係が大変」など、栄養士ならではの悩みもたくさんありますね。
それに加えて、女性は、結婚、出産等によるライフステージの影響も大きくなります。
「子どもが小さいうちは家庭を優先にしたい」「仕事以外の時間も大切にしたい」
というような思いから転職を考え、フリーランスとして働くことに興味をもつ方も多いのではないでしょうか。
あなたは、生活の中で何を大切にしたいですか？
ここでは、フリーランス栄養士として働くことで、生活のバランスが整い、充実する理由を３つお伝えします。
働く時間を自由に設定できる
病院や施設などの団体に所属すると、決められた時間で働き、決められた日に休むことになります。しかし、フリーランスになることで、自分の生活スタイルや家族の状況に合わせて働く時間、休みを自由に設定することができます。
自分の時間も大切にできる
趣味や学びなど、仕事以外の予定を組みやすくなります。
団体に所属をしている場合、「休みたいときに休めない」「長期の休みが取りにくい」と いうデメリットがあります。
私も、「好きな時に長期間の旅行に行きたい！」といつも思いながら仕事をしていまし た。平日に休みたい日があっても、仕事の予定と重なり、休めないこともありました。
仕事だけではなく、自分の時間も大切にしたい方には魅力的なメリットです
家庭と仕事のバランスがとりやすい
子どもの年齢に合わせて仕事の量や時間を調節することができます。家族の休みと自分の休みを合わせることも楽になります。
「子どもが小さいうちは、家族との時間を優先にしたい」と思いながらも、子どもを朝早くから保育園に預け、帰宅後も家事で毎日バタバタ。子どもの行事や習い事の送迎にも忙しい方は多いのではないでしょうか。
私も、朝7時過ぎから19時の閉園時間ギリギリまで子どもを保育園に預ける生活をしていたため、子どもの気持ちよりも時間を優先しなければいけないことに悩んでいました。
周りには、仕事で子どもの学校行事に参加できない方もいました。
仕事の量や時間を調節できることで、家庭と仕事のバランスがとりやすくなり、家族との時間にもゆとりができます。
得意分野が活かせる
団体に所属していると仕事の内容も決められた範囲のものになります。
しかし、フリーランスになると、自分の持ち味がより大切になります。
栄養士としての経験はもちろん、得意なことや興味があること、人生の中での経験も活かすことができます。これらをかけ合わせることで、あなたの大きな強みにもなります。
まずは、まずは栄養士としての経験を最大限に活かすを最大限に活かす
病院での栄養指導、保育園での子どもへの食育、高齢の方への食事作りなど、栄養士としての経験は、フリーランスになっても活かすことができます。
現在は、食べることや健康に関する情報があふれています。しかし、流行りのダイエット方法に飛びつくばかりで長続きしない、1つの食材ばかりを食べるというように、情報に踊らされる方もたくさんいます。
1人1人に合わせた形で、正しい知識を伝えることが求められています。
得意なこと、好きな、好きなことをかけあわせよう！
「イラストを書くことが好き」
「旅行が好きで、さまざまな地域の料理を食べ歩いている」
「昔から人の相談にのることが多い」
など、実は得意なこと、好きなことはありませんか？栄養士の仕事とかけ合わせることで、仕事の幅も広がりますよ。
・イラストを書くことが好き→オリジナルのイラストで料理レシピを紹介
・旅行が好き→地域の食文化について発信、料理教室
・相談にのることが多い→健康的に痩せるためのダイエット相談
ネガティブな経験も大事な魅力
「自分や家族のアレルギーで悩んでいた」
「ダイエットが行き過ぎて体調を崩したことがある」
というように、過去の自分にとっては辛い経験も大きな強みになります。
「小麦アレルギーがあるので、米粉などを代わりに使っていた」
「ダイエットで体調を崩したことをきっかけに、健康的な食事とは何かを考えるようになった」
など、ぜひ同じ悩みをもっている方に向けて発信をしてみましょう。
収入は自分次第！
一般的な栄養士の年収は300万円～400万円といわれています。一方、フリーランス栄養士の年収は、数千円から数百万と幅があります。
団体に所属していると、毎月安定した収入を得ることができますが、それ以上になることもありません。しかし、フリーランスの場合、安定した収入の保証はありませんが、自分次第で収入を増やすことができます。
隙間時間でコツコツと
現在はオンラインでできる仕事も増えています。そのため家から出ることが難しい人も、隙間時間を使い働くことができます。
・委託による特定保健指導
・コラム記事執筆
・レシピ作成
・栄養価計算
などがあり、報酬は企業から決められたものになります。
自分の知識、技術を販売する
自分自身の知識や経験を使い、オリジナルのサービスや講座をつくることができます。
・料理代行
・料理教室
・食に関する講座、サポート
などがあります。料金は自分で設定できるため、実績を積んでいくと収入を上げることができます。
フリーランス栄養士を選んでわかったこと
私は給食施設で栄養士として仕事をしてきましたが、夫の転勤のため退職。しばらく専業主婦をしていました。フリーランスになろう！と決めた理由は、今後も夫の転勤があるため、住む場所が変わっても続けられる仕事をしたい、まだ子どもも小さいため家族との時間も大切にしながら仕事をしたいと考えたからです。
料理代行資格の認定講座を受講し、子育て中の友人4人に料理代行を行っていました。月に4回でしたが、自分の予定に合わせて働くことができ、自分が栄養士として伝えたいこともはっきりしてきました。
頭で考えているだけではよく分からないことも、実際に行動していくことで見えてきます。
もうすぐ次男が保育園に通い始めるので、仕事の時間を増やして本格的に活動していく予定でいます。
料理代行資格認定の講座を受け、少しずつ料理代行の仕事をしていく中で、自分が大切にしたいことがはっきりしてきました。
まとめ
フリーランスとして働くことで、「子どもが小さいうちは、家族との時間も大切にしながら、仕事もしたい」「仕事以外の時間も充実させたい」という思いを実現できます。
仕事の内容も自分の得意なこと、好きなことをいかすことができます。
生活のバランスが整うことで、あなたもあなたの家族なども穏やかで幸せな
フリーランスとして働いてみたいけど、何をすればいいのか分からない、得意なことも分からないという方は、まず起業講座や興味ある講座を受講しをてみるのもおすすめです。副業として、少しずつ始めている方もいます。
まずは、何か1つでも始めることで、
理想の生活スタイルを叶えるために、まずは一歩踏み出してみませんか？
