介護予防には「料理代行」!食事は高齢者の元気のカギになる

「最近、電話の声に元気がない」

「久しぶりに会ったけど、少し痩せた気がする」

離れて暮らす親の健康は気になりつつも、忙しい毎日で助けてあげられない方は多いのではないでしょうか。

介護保険の仕組みはどんどん充実していますが、自分の親には介護が必要にならず、いつまでも元気に過ごしてほしいと思うものです。

そこで注目したい介護予防につながるサービスが、「料理代行」です。

子育てに忙しい働くご家族のために利用されることが多い「料理代行」ですが、高齢者の独居や高齢者のみの世帯で利用する機会も増えています。

今回は、介護予防におススメな、高齢者の食事と健康をサポートする「料理代行」について、ご紹介します。

 

高齢者の「元気」に食事が重要な理由とは?

 

日本人は寿命は長いといわれる中、その寿命をできるだけ元気に楽しく過ごしたいものです。

充実した人生を送るために大切なのは「自分のことが自分ででき、元気に動ける」状態でいられる「健康寿命」を伸ばすことです

 

健康寿命:平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間のこと

 

この健康寿命を伸ばすために大切と言われているのが、「フレイル」の予防です。

日本人の食事摂取基準(2020年版)では、健康寿命を伸ばすためには高齢者のフレイル予防が重要であるということを視野に入れ策定されています。

 

フレイル(虚弱):健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体機能や認知機能の低下がみられる状態。早期介入により、要介護状態になることを防ぐことができる境界の状態。

 

東京都健康長寿医療センターの調査(2012年全国高齢者パネル調査によると、日本人の65歳以上の高齢者のうち、フレイルの割合は8.7%、プレフレイル(フレイルの前駆状態)は40.8%にのぼることがわかりました。

つまり、思っているよりも介護に近づいている方が多くいるのです。

フレイルの予防として重要な事の一つに、「低栄養の予防」があります

しっかり必要な量の食事を食べて栄養状態を良い状態で保つことが、介護予防のカギになるのです。

 

思っているより多い!高齢者の健康維持に必要な「栄養量」とは

「歳を取ったら少な目の食事で十分」と思われがちですが、高齢期に健康を維持するためには、思っているよりとても多くの栄養が必要になります

 

 

高齢期は基礎代謝が落ちるため、必要なエネルギー量は少なくなるにもかかわらず、低栄養の状態に陥る事が多いのにはいくつかの理由があります。

 

<高齢期に低栄養に陥る理由>

・食べられる量が減る

・筋肉の維持に必要なたんぱく質量が多い

・口腔・嚥下機能の低下により、食べられるものが限られてくる

・食事の準備や片付けが大変になり、簡単なもので済ませがちになる

・偏った健康知識(炭水化物は少なめに、肉は少なめ・野菜を多めに食べる など) 

 

高齢者は身体状況や生活環境に個別性が高く、必要な栄養がきちんととれていない方がとても多い現状があります。

低栄養の高齢者は、今は元気でもさらに加齢が進む中でちょっとした体調不良や怪我などをきっかけに、要介護につながってしまう可能性が高くなります

体重や体調管理を行い、必要な栄養をとることができる食事量を食べることが「健康長寿」の最大のポイントなのです。

 

体の機能をたくさん使う!「食べる」刺激が健康維持につながる

「食べる」というなにげない行動は、体のたくさんの機能を使って脳に刺激を与えており、体の維持や認知症の予防にとても関連しています

 

<食べることで使う体の機能>

五感を使う(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)

噛む(顎を動かす筋肉・脳の刺激)

飲み込む(喉の筋肉・内臓の刺激)

食事の調理や準備をする(脳で手順を考え、手を使う)

買い物をする(外に出て足を使い歩く、荷物を持つ、買うものを考え計お金の計算をする)                 ・・・など

 

「食べる」ということに使う体の機能は多岐にわたり、高齢者がその機能を維持していくのはとても大変なことです。

足が弱くなり歩くのがつらくなる、歯が悪くなるなど、食べることに必要な機能が1つでも低下すると、食べることがおろそかになり、低栄養やフレイルに陥る可能性が高くなります

「食べる」ことに必要な機能ををどれだけ維持させていくか、また、低下してしまった機能をいかにサポートして食べることを維持していくかが、高齢者が健康に暮らしていくためにはとても大切になるのです。

渡邊
渡邊

高齢者が健康に暮らしていくためには、食べる機能の「維持」と、低下してしまった食べる機能の「サポート」が重要ですね。

 

「食べる楽しみ」が生きる原動力に!

「食べる楽しみ」を持つことは、心も体も満たされ、生きる原動力となります

特に若いときと比べて活動が限定されてくる高齢者は、「楽しみ」を持つことが心身共に元気に生きる活力となります。

生きていくために誰もが必要な「食べること」の充実は、「人生の充実」にもつながります。

 

<食べる楽しみを持つために必要なこと>

・おいしさや満腹感を感じることができる食事

・「誰かと食べる」会話が弾む楽しい雰囲気をもつ

・外食に良くなど、外出をすることで気分転換になる

 

食べるために必要な機能が落ちてしまったり、食べる楽しみを持てなくなってしまうと、その喪失感や精神的苦痛から気持ちが落ち込みがちになったり、生きる気力を失ってしまう可能性があります。

その影響が大きく感じられたのが、コロナによる外出自粛です。

コロナ禍で友人との外食の機会が減ったり、買い物にいく機会が減った方が多く、精神的に落ち込み、元気を失ってしまう方が多くいました。

栄養をとるだけではない、「食べる楽しみ」をもつ事の大切さが浮き彫りになったのです。

このように、「食べる楽しみ」をもつことは生きる意欲を高め、元気に活動する原動力となるため、高齢者の健康と食事を考える際には頭に入れておく必要があります。

 

高齢者の介護予防に「料理代行」がおススメなワケ5つ

 

少しずつ体の機能が低下していきがちな高齢期ですが、「食べる」ことに関わる機能をいかに補い、「楽しく」「おいしく」「必要な栄養をとっていくか」が大切なポイントになります。

要支援や要介護の認定が付くと、介護保険制度の中で対象者の身体状況の把握をしたうえで、デイサービスや介護ヘルパーの利用をしながら、健康の維持をしていくことができます。

しかし、認定が付かず在宅で暮らしている高齢者の方には、多少の機能低下があっても問題とならず、食生活に問題を抱えながらなんとか暮らされている方が多くいる現状があります。

機能低下に気づかず、そのままの状態で生活をつづけていると、思ったよりも早く介護が必要な状況に陥ってします危険があります。

そんな方におすすめなのが、「料理代行」を利用したサポートです。

 

料理代行・・・専任の料理スタッフが自宅のキッチンを利用して自分の代わりに料理を作ってくれるサービス。

 

コロナ禍でなかなか会うことができない、忙しくてサポートできないというお子さんが、自分の親のために頼んでいるという事例もあります。

ここでは、在宅で暮らされる高齢者の介護予防に料理代行がおススメなワケを5つ紹介します。

 

利用者のリアルな状況で食事をつくってもらえる

高齢者の身体状況は個別性が高く、リアルな状況を把握したうえで栄養バランスを考えた食事が必要になります。

 

<高齢者の食事のために必要な確認内容>

身長、体重、BMI

※BMI=体重(kg)÷身長(m)²で表わされる体格指数。

70歳以上の高齢者は、70歳以上の高齢者のBMIはフレイル予防の観点から「21.5~24.9」が推奨されている

口腔機能の状況(歯の状況、飲み込みの状況)

持病の有無や服薬状況(高血圧・脂質異常症・既往歴など)

可能な生活動作(電子レンジの使用・食材の管理・買い物など)

活動状況(外出や運動の有無など)

味の好み・好き嫌いなど

 

必要な食事量や栄養素、様々な身体状況をきちんと確認したうえで、その方に合った食事作りをしてもらえるのが料理代行の大きなメリットです。

お弁当の宅配サービスも普及し気軽に利用できるようになってきましたが、お弁当はたくさんの人に同じおかずを作るため、個別の状況に応じて味や固さをを変えてもらうことは難しい現状があります。

料理代行は、利用者と顔を見ながらやりとりし、体調などを確認しながら料理を作るので、個別の状況により味や内容を細かく反映した料理を提供してもらうことができるのです

渡邊
渡邊

コミュニケーションをとりながら、その時の利用者にあったリアルな状況で「家庭料理」を作ってもらうことができる対応力が、料理代行を利用する大きなメリットですね。

リクエストができる!食べる楽しみとワクワク感

料理代行は、「こんな料理が食べたい」「この食材を使ってほしい」など、利用者の方のリクエストが可能です

外出の機会が少ない、自分で作ると限られたものしか作れないという方には、お抱えシェフを持ったようなワクワク感を感じることができます

「もう少し甘いほうが好きね!」

「この間テレビで作っていた料理、食べたいわ」

「庭の畑でキュウリがとれたから、一緒に料理できるかしら?」

自宅で料理をしているため、味見や会話をしながら臨機応変に調理が進んでいきます。

たわいもないやり取りを通して、一緒に調理をしているような楽しさや満足感にもつながるのです。

渡邊
渡邊

調理途中の味見や会話、出来上がるまでのワクワク感も、おいしさの調味料になりますね。

 

馴染みの調味料や器具を使う料理の「安心感」

料理代行は利用者の自宅に来て、いつも利用している調味料や器具を使って調理を行うため、家族に作ってもらうような「安心感」を持つことができます

高齢者は健康の知識が豊富で勉強熱心な方も多く、添加物やこだわりの調味料を利用されている方も多くいます。

健康に不安があったり、精神的に落ち込んでいる方は特に、ほんの少しの不安や違いで食欲が落ちてしまうものです。

そんな不安をもった高齢者の方でも、自宅でいつもの馴染みがある、またはこだわって使っている調味料を使った料理は、安心感と満足感をもって食べることにつながります。

料理代行は利用者の方の気持ちに寄り添い、健康へのこだわりの気持ちや不安感を大事にしながら調理をしてくれるためおいしくしっかり食べることにつながるのです

 

料理の音や香りで食欲UPにつながる!

料理代行は、利用者のご自宅のキッチンを使って料理を作るため、料理の過程の音や香りも感じることができ、出来上がるまでの期待感も合わせて食欲UPにつながります。

包丁の「トントントン」、フライパンの「ジュージュー」という音と部屋中に流れる料理の香りは、食欲をUPさせる武器になるのです。

高齢者は「食欲がない」という方が多く、食欲をどのようにUPさせるかが必要な食事量を食べてもらうカギになります。

高齢者が食欲を無くしてしまう理由はさまざまです。

「自分で作っていると、食べる気がなくなる」

「買ってきたものは味気ない」

など、調理作業の有無や作業の過程で食欲がなくなってしまうことが理由の1つとしてあげられます。

料理代行は、自分が何もしなくても、おいしい香りや音とともに自分好みの栄養たっぷりの料理ができあがってくるため、食欲の刺激につながるのです。

 

「会って」「会話して」家族のような見守りと交流

利用者の自宅で調理する料理代行は会って元気を確認し、会話やコミュニケーションをすることで心もほぐす役割も果たします

「この前つくった料理の味はどうでしたか?」

「固さや大きさは?」

料理に関わる会話から、

「テレビでこんなこといってましたよね?」

「この間教えてもらった○○買ってみましたよ!」

などたわいのない会話まで、料理代行前後はもちろん、料理中も利用者の方とお話ししながら調理をしていきます。

高齢者が精神的に落ち込んだり食欲を無くす原因の一つとして、「人との関わりが少なくなり、会話が少なくなっている」ということがあります。

特にコロナ禍で人との関わりが制限されることが多い現在は、今まで当たり前のようにできていた人との関わりが難しくなっているため、精神的な落ち込みから健康を害する高齢者が多くなっています。

落ち込んでいる方にいくら「たべないと元気にならないよ」といっても、食べる量は増えません。

料理代行の限られた時間の中でもたわいもない会話は、少しずつ心をほぐし、精神的なな不安を解消し、食べる量を増やすことにつながります。

何度も料理代行に来てもらっていると、家族や仲の良い友人のような存在になることもあるようです。

離れて暮らす親の心と体の健康を、定期的に確認する「見守り」の役割もはたすことができる料理代行は、核家族化が進む現代の強い味方と言えるのです

 

どこに頼む?誰に任せる?料理代行の選びかた

 

料理代行はとても人気がありたくさんあるため、何を基準にして選んだり頼んだらいいか悩みがちです。

大切な家族の健康を任せる大切な役割をになってもらうため、値段だけではなく、こだわって選びたいものです。

ここでは、高齢者のための料理代行を選ぶにあたり、何に気をつけたらいいか考えてみましょう。

 

大切な家族の健康を任せられる「信頼性」

料理代行はお弁当や食材の配送だけのサービスと違い、「家の中に入りキッチンを使う」という大きな特徴があるため、「信頼性」が大きなポイントになります

料理代行は大きな企業は少なく個人事業主が多いため、以下のようなポイントを確認しましょう。

 

料理代行に対する理念がしっかりしている

人柄・人当たりが良い(利用者の方と性格が合う

トラブルに対する保証(保険の有無等)がしっかりしている

 

値段や会社の大きさなどに目がいきがちですが、人柄や性格が利用される方に合うことや、トラブルの保証(保険の有無)などが重要です

インターネットの検索などでは、人柄までなかなかわからないものです。

気になる料理代行を見つけたら、まず一度お話しする機会をもち、サービスの内容や気になることなどを確認してみることが大切です。

この人なら任せられる、と思ったら一度試しに利用してみてから、定期的な利用を検討するなど、段階を踏んで検討をすることがおすすめです。

 

高齢者の身体や健康・食についての知識が豊富

食事は健康に直結するものになるため、利用者の方の身体状況をきちんと把握でき、その方に合った食事を作ることができることが大切になります

料理代行の利用状況はどちらかというと「子育て世代」が多く、料理や味付けも子ども好みになりがちです。

高齢者は身体の機能低下や持病などに配慮した食事が必要になるため、きちんと配慮できる料理代行を選ぶ必要があります

おすすめは、栄養士や管理栄養士などの資格があり、栄養の知識をしっかり持っている料理代行を選ぶことです。

そのほか、介護施設の調理経験があるなど、高齢者の身体機能を踏まえた仕事の経験がある方もおすすめです。

 

+αの家事もしてくれる

料理代行は、「食事作り」を決められた時間内に行うお仕事ですが、契約した時間内であれば簡単な家事もしてくれるというところもあります

 

<簡単な家事の例>

・洗濯物のとりこみ・たたみ

・掃除機かけ

・簡単なお風呂掃除

 

「日々の家事の範囲」という簡単な家事であれば、料理が終わり残った時間の範囲で行ってくれることが多いです。

また、オプション対応で別料金の「買物代行」もあります。

利用者となる高齢者の方の身体的な状況などを踏まえ、どんなサービスが必要なのかを把握し、対応してくれる料理代行を見つけましょう。

 

まとめ

料理代行は、要支援・要介護認定が付く前の高齢者に、低栄養やフレイルを予防し、健康に過ごしてもらうための食事を提供することができる注目のサービスです。

身体機能や生活状況の細かい個別性にも対応することができ、お弁当の宅配サービスよりも好みや日々の体調に合わせて料理を作ることができます。

いつまでも健康で元気に過ごすためには、身体状況にあった食事をしっかり食べることが必要です。

しかし、介護度が付く前の高齢者は自分でなんとかするしかなく、少しずつ食がおろそかになり、気づいたときには介護が必要になっていたということになりかねません。

コロナ禍で高齢の親になかなか会えないという方が多いなか、料理代行はご家族に代わって食事面から心と体のサポートをすることができるサービスです。

大切な親にいつまでも健康でいてもらうために何かしたいと思ったら、今注目の「料理代行」を使うことを検討してみてはいかがでしょうか。

 

この記事を書いたひと

FBS2期卒業生 三浦 寛子

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