こんにちは!
2011年にパートナーと株式会社アイナロハを立ち上げて、その後訪問事業として産後サポートままのわを立ち上げて早10年目となります。
今日は、私が産後サポートままのわを立ち上げたきっかけを振り返ってみたいなと思います。また、立ち上げ時のエピソードなんかも触れてみたいと思います。
どうして始めたの?のきっかけ
一番初めのきっかけは、2011年に起きた東日本大震災でした。
当時は、長男を保育園に預け夫婦ともに通勤時間1時間以上をかけて都内で勤務していた私たちは、震災を機に『家族のそばで働ける働き方』を模索し始めているところでした。
(震災の際は幸い有休をとっていて、家族で過ごしていましたが)
さらに同じ年の秋、私は長女を妊娠しました。
胎動も感じられていないような初期の妊娠16週のある夜、なんと破水し、私は緊急入院。
突然、父と子二人の生活・私は病院で絶対安静へと突入したのでした。
入院当初は、絶対安静のベッドの上で破水してしまったこと・長男に不安な思いをさせていることで自分を責めるばかりでしたが、
次第に、『こんな経験で大変な想いをしているのは、私だけじゃないかもしれない』と言う考えが私の頭の中を占めていきました。
出産まで入院かも?なんて言われていた状態から、その後なんと8日間で退院という奇跡の回復を見せ、自宅安静中に『産後サポートままのわ』の基礎をまとめていくことになったのです!
正直今では、長女が私に何か考えさせるために身を挺して入院させたのではないかと思うくらい不思議な体験でした。
主治医もずっと首をかしげていたくらいでしたww
(我が家では長女を「神の子みと」と呼んでいます。(みとは長女のニックネーム)
立ち上げの流れ
今では、自治体の産褥サポートなどかなり増えてきているものの、
当時は産前産後サポートをやっているところはもちろん、家事代行すらもあまり知られていない時期でしたので、骨組みづくりには色々と頭をひねりました。
唯一、すでに産前産後のご家庭を対象として地域で活動をされていたamigoさんという団体さんから少しお話を聞き、事業としてのイメージをスタートさせていくことができました。
振り返れば、トホホ。な立ち上げ当初
骨組みを決めたものの、なんの資格も経験も持ちえないただの妊婦(と夫・長男というこぶ付き)が、急に立ち上げた産前産後サポートという知られていないサービス。
ほとんどの人たちは、
『なにそれ?仕事になるの?』
とか
『助産師の資格もないのに何言ってんの?』
とか、
『そういうことをするならお金をもらっちゃだめよ』
とか、風当たりは風速50メートル位だったかと思いますww
もっとも、実績もない・経験もない・知識もない・能力もない・ガッツしかない状態では当然のことだったとは思います(笑)
それでも、たくさんの方に会って話を聞いてもらっていました。
そうすると、私たちに親切にしてくださる方もたくさん出てきました。
産前産後サポートの意義を感じて、専門家の方や知識のある方へとつないでくださったのでした。
今でも、「よく決断できましたね」や「よくめげずにできましたね。」と言われますが、
当時の私たちは、『正直、自分たちには明るい未来しかない!!!』とすら思っていました。(怖いですよねwww)
あ、でもまじで、もやしと鶏むね肉ばっかり食べていました(激貧!ウケる~!)
最高の仲間との出会い
不思議なことに前を見て進んでいると、ほしいことが降ってくるように、
会いたい人材と会えたりするもので、ままのわには最高の仲間が集まってくるようになりました。
・ソーシャルワーカーの資格を持つ最高のコーディネーター
・保育士でタッチケアを広げていきたいと考えていたサポーター
・救急救命知識をもった、サポーター
などなど、ままのわの礎を築くために知りたいな、出会いたいな。と思っていた人たちが集まってくるようになったのです。
皆さん一様に、本当に最高に素晴らしい人物。
そうこうしていくうちに、ままのわの想いは広がり、つたわり、
お客様だった方がスタッフになりたい。と言ってくださるようになりました。
正直、この瞬間が一番うれしい瞬間です。
そして、実際にお客様からサポーターになってくれた人もいます。
今でもかけがえのないスタッフの一人となってくれています!
そういった一人一人との出会いが宝になっていると思っています。
起業ってどうなんでしょう?
起業するのって大変ですよね?とよく言われますが、私にとっては大変なことってないかなと思っています。
当たり前だった保障やボーナスはなくなりましたが(笑)
・自分の感覚を信じて生きられること
・人と本音で渡り合えること
・時間と戦わなくて済むこと
・家族を優先に考えられること
・未来の希望が無限大なこと
いいことしか思い浮かびません。
誰にでもおススメするってわけではないですが、
★自分の人生を生きてみたい!
★心を豊かに暮らしたい!
って思うのであれば、選択肢の一つとしては考えてみてもいいのではないかと思います。