テレビなどで、短時間に美味しい料理を仕上げていく料理代行サービス。
料理が得意な人にとって、憧れる仕事の1つになっています。
「料理代行を、仕事にしたいけど資格がないと出来ないのかな?」
「資格はないけど料理が好きだし、作れない料理も練習して、料理代行をやってみたいな~。」
と、思ったことはありませんか?
料理代行サービスは、料理系の資格がなくても始めることができます。
一般的なご依頼なら、家庭料理を作ることができれば、十分に対応できます。
現在、共働き世代や高齢者の増加で自分で料理を作るのが難しいご家庭が増え、一般的な「家庭料理」が誰かにとって必要な商品になっているのです。
今後も料理代行のニーズは、高まっていくことが予想さています。
料理代行サービスに興味があるなら、これからご紹介するスキルを磨いて、挑戦してみませんか?
料理代行サービスの仕事に、資格は不要!
料理代行の仕事を始めるのに、資格は不要です。
一般的な家庭料理が作れるなら、お仕事を受けることができます。
資格不要の理由は、2つあります。
1つ目は、お客様から求められるものが「家庭料理」が多いからです。
コンビニやスーパーで、美味しい食べ物は手軽に買えますよね。
でも、毎日外食と同じような味付けでは、飽きてしまいます。
実際のサービスでも、お客さまからはレストランで出てくるようなメニューより、家庭で食べるような温かいご飯を求められることが多いです。
2つ目は、自分で必要な衛生管理や食材の知識を学んでからサービスを実践することで、必要な技術が身に付いていくからです。
もちろん、栄養士や調理師などの有資格者は、お客様からの信用アップや資格を活かした食事作りができる利点があります。
しかし、料理を作ることが得意で家庭料理ができるなら、資格の有無は大きな問題にはなりません。
むしろ大事なのは、実際に使えるスキルを身に付けることなのです.
料理代行のために身につけたいスキル
料理代行サービスを行うのに、資格もスキルもないのでは、さすがにサービスとして成り立ちません。
資格がない分、料理や接客の技術を磨くことでカバーができます!
料理代行サービスの仕事をスムーズに進めるために、次のようなスキルを磨いていきましょう。
・衛生管理関する知識とスキル
・お客様のニーズに応えるスキル
・コミュニケーションスキル
・一般的な家庭料理を作ることができるスキル
1つずつ、説明していきますね♪
・衛生管理に注意する知識とスキル
食事は、健康に直結する大切なものです。
家庭料理とはいえ、安全な食事を提供することは必ず守らなければならないポイントです。
万が一のことが起こらないように、衛生管理についてしっかりと勉強する必要があります。
勉強の方法としては、厚生労働省より出されている食中毒予防のためのマニュアルがあります。
また、独学では心配だなという方には、各都道府県で行っている「食品衛生責任者」の講習を受けるのも手です。
・お客様のニーズに応えるスキル
お客様のニーズに応えるというのは、サービスを提供する上での基本になります。
料理を作ると言っても自分が作りたい料理を作って提供するのでは、お客様の困りごとを解決することにはなりません。
例えば、
・離乳食に困っているのであれば離乳食づくりにも対応する
・ご高齢のお客様であれば、かみやすさや飲み込みやすさなどを考慮する
・産後の女性にサービスを提供するのであれば、貧血対策や作り置きで体調や料理の負担軽減ができるようにする
という事です。
家族構成・対象年齢に応じた食材の大きさや味付け・好みを把握した上で、お客様の生活に沿ったサービス提供することが大切です。
・コミュニケーションスキル
お客様の要望を正しく聴き取るためには、コミュニケーションスキルが大切です。
気を許せない相手に自分の悩みや困りごとを話すのは、気持ち面でもハードルが高いものです。
何気ない会話や連絡のやり取りを通じて、話しやすい雰囲気をつくっていきましょう。
コミュニケーションの中から、お客様の困りごとやサービスに必要なことをくみ取り、仕事を通して応えると喜んでいただけます。
・家庭料理を作ることができるスキル
一流シェフが作りような立派な料理は難しくても、家庭料理を作れるスキルは身に付けておきましょう。
リクエストをいただいたときに、対応できるメニューが多いほどサービスが充実します。
夕飯を準備するときにいろいろな料理にチャレンジしておくと、自宅のご飯も料理代行のメニューもバリエーションが増やせます。
実際に行われている料理代行の仕事例
料理代行サービスの現場では、どのような流れでお仕事をするのかもご紹介します。
大まかな流れは、このようになります。
- お客様から、料理代行の依頼をいただく
- 食事の希望を伺い、メニューの提案や食材の買い物も必要に応じて行う
- お客様の自宅へ伺って料理を作る(数日分の食事をまとめて)
その他、食材を切り分けたり、調理しやすいように下ごしらえなどを依頼されることがあります。
その場で味見をして、「美味しい!」と喜んでいただけるのは最高の瞬間です
料理代行の仕事につく方法は2つ
料理代行を仕事にして働いてみたい場合は、どうすればよいでしょうか。
料理代行サービスで働くには、代表的な方法としてこの2つがあります。
・料理代行サービスを行っている会社に登録する
・個人で料理代行サービスを起業する
それぞれ、このような特徴があります。
・料理代行サービスを行っている会社に登録する
料理代行をサービスとして提供している会社に、雇用されるパターンとマッチングサービスに登録するパターンがあります。
どちらも研修制度があるので、初めて料理代行を仕事にしたいときは安心して仕事を受けることができます。
自分が働く時間を決め、希望の日時に依頼があれば、すぐに仕事を開始することが可能です。
・個人で料理代行サービスを起業する
税務署へ開業届けを提出すれば、個人事業主として料理代行サービスを始めることができます。
契約や集客など、仕事に関わる準備をすべてを自分で行う必要があります。
その代わり、お客様に寄り添った献立やサービスを考えて、自分だけのサービスを提供できる自由さとやりがいがあります。
職場の人間関係に縛られないのが、快適という方も♪
料理代行サービスで働くメリット・デメリット
料理代行は、自分の都合に合わせて時間を設定できるのが最大のメリットです。
料理やコミュニケーションが好きな人は、好きなことを仕事にできるというよい点もあります。
しかし、当然のことながらデメリットも存在します。
料理代行サービスで働くデメリット
料理代行を仕事にするデメリットは、大きくわけで3つのポイントがあります。
① 集客をするのが難しい
② お客様のニーズに応える大変さがある
③ 収入が安定するかは、分からない
お客様になってくれる人を見つける大変さは、どの仕事でも一緒です。
はじめは実績もないので、なかなかお仕事を受けられないこともあります。
ただし、会社に登録するのであれば会社からお仕事をもらえるので、集客の心配はありません。
起業の場合は、友人などにモニターをお願いして実績や口コミを集めていくことで、依頼を増やしていくことができます。
お客様のニーズも、それぞれポイントが違います。
困りごとは人それぞれなので、その都度要望に応えていく必要があります。
お客様のサービス満足度は、お客様基準で喜ばれるサービスができたかがカギになります。
お客様との何気ないやり取りや聴き取りから、ニーズをつかんでいきましょう。
また、料理代行は、お客様の状況によっても収入に変動が出ることがあります。
引っ越しや経済状況の変化など、生活にもいろいろな変化が起こりますよね。
想定外の時期に、定期のご依頼がなくなるということもあり得ます。
収入変化の波を小さくする方法として、料理教室や調理補助など他のお仕事と料理代行を並行している人も多くいます。
料理系のお仕事であれば、それぞれのスキルがもう1つの仕事にも役に立つというのが嬉しポイントです。
料理代行サービスを仕事にするメリット
料理代行を仕事にするメリットはたくさんありますが、ここでは特にお伝えしたい項目を3つご紹介します。
① 好きを仕事にできる
② 自分のライフスタイルに合わせて働ける
③ お客様の喜びの声を間近で聞ける
料理好きな人は、好きなことをそのまま仕事にできるというメリットがあります。
主婦の方なら、料理や子育ての経験とスキルを活かして仕事をすることも可能です。
また、家族の事情などで時間や曜日で条件が合わずに働けなかった方も、自分の都合にあわせて働くことができます。
1番大きなポイントといっていいのが、「お客様の声を近くで聴けること」です。
お客様と直接コミュニケーションをとる中で、
「この前の○○、すっごくおいしかった!」
「また、作ってほしい!」
と笑顔と共に感想を直にいただくことができます。
「自分の作った料理が、誰かを笑顔にできた!」
そんな経験が、次の活力にも繋がっていきます。
まとめ
料理代行の仕事をするのに、資格は必要ありません。
なぜなら、勉強やサービスを繰り返し行う中で、料理代行に必要なスキルを身に着けることができるからです。
実際の仕事では、
・衛生管理関する知識とスキル
・お客様のニーズに応えるスキル
・コミュニケーションスキル
・一般的な家庭料理を作ることができるスキル
を磨いていくことで、資格の有無をカバーすることができます。
料理代行のニーズは、これからさらに高まっていくといわれています。
ぜひ、あなたの料理で誰かを笑顔にしてみませんか?