師走に入ると、クリスマスや忘年会など、冬のイベントが目白押しになります。
家族や大切な仲間と過ごす時間や、1人でのんびり過ごす時間を持つことができれば最善のパフォーマンスでイベントに臨むことができますね。
お酒の代わりにお茶を取り入れると、体も心も癒され充電でき、明日を元気に過ごすことができます。
至福の一杯を飲んで熟睡できれば、忙しい時期も元気に過ごせますよ。
ソバーキュリアスの健康面へのメリット
ソバ―キュリアスとは、「お酒は飲めるけどあえて飲まない」という趣向を指す言葉として使われています。
お酒が飲めないのではなく、飲めるけど「あえて」飲まないことをいい、体に良い効果が得られます。
どのようなメリットがあるのか、見ていきましょう。
睡眠の質の向上
夜の飲酒が習慣的になっている方は、お酒を飲まないことで睡眠の質を向上できると考えられます。
寝つきをよくするために寝酒(寝る前の飲酒)をする方もいますが、眠りを浅くしてしまうことが分かっています。
睡眠の質が悪いと、次のような悪影響がでてしまいます。
・翌朝に疲労感が残る。
・午前中にぼんやりしてしまう。
・パフォーマンスが低下する。
寝ているはずなのに疲れが取れない…という方は、ソバーキュリアスを試してみる価値があるでしょう。
お酒の代わりにお茶を取り入れることで、寝つきが良くなり、熟睡できます。
飲み過ぎによる生活習慣病の予防
お酒の飲みすぎにより、高血圧、脂質異常症、肝硬変、乳がん、脳出血など、生活習慣病と呼ばれるさまざまな病気のリスクを引き起こします。
しかし、お酒を飲まないことで、これらの病気のリスクを減らすことができます。
お酒をたしなむときは自分のペースを守り、一気飲みなど無茶な飲み方は避けて、そして何よりも「適量」を守ることが大切です。
なお、たとえ適量であっても毎日飲むのはよくありません。
週に1日はお酒を飲まない「休肝日」をもうけて、肝臓を休ませることも大切です。
あえてお酒を飲まない選択を取り入れることで、体を休めることができますよ。
では、お酒の代わりにお茶を導入することで、どんな効果が得られるのでしょうか。
お茶が与えてくれる「心地よさ」
不安やストレスなどで心身が緊張状態にあると、なかなか眠ることができません。
そのため、就寝前はできるだけリラックスして過ごすことが大切です。
リラックスする方法にはさまざまですが、そのなかでも実践しやすいのがお茶を飲む方法です。
お茶の香りや風味豊かな味で心身がリラックスすると、体の血の巡りが良くなり、自然な入眠をしやすくなりますよ。
良い香りで落ち着く「ピラジン」
麦茶やほうじ茶に含まれる独特のこうばしい香りは、焙煎の過程で生じる「ピラジン」という成分です。
ピラジンはα波に働きかけ、副交感神経を優位にすることで、脳への鎮静効果が認められています。
いい香りを嗅ぐと、心がほっと落ち着くように感じるのは、ピラジンの働きによるものです。
特に高温で焙煎されたほうじ茶や麦茶、コーヒーなどで感じられ、香ばしい香りが特徴になります。
心と体の調子を整える「ハーブ」
ハーブティーは、世界中で古くから愛されてきた自然由来の飲み物で、心と体の調子を整えます。
新鮮な香りによるアロマテラピー効果と、ハーブティーを飲むことで体の調子を整える薬理効果の2つの主な利点を持っています。
アロマテラピー効果:ハーブティーが香りによる癒しをもたらす力のこと。
薬理効果:ハーブティーを飲むことで体の調子が整う効果のこと。
ハーブには、花や葉・茎・根から抽出されたエッセンシャルオイルが含まれているため、独自の香りを楽しむことができます。
香りが感情や気分に深い影響を及ぼすことで、アロマテラピー効果が得られます。
薬理効果では、ハーブが持つ成分が体に作用します。
2つの利点により、ハーブティを飲むと心と体の調子が整うのです。
ストレス軽減で快眠へいざなう「テアニン」
テアニンには、ストレスを軽減し、眠りにつきやすくする作用があります。
お茶に含まれるテアニンを摂取すると、40~1時間後にα波が出現します
α波は脳がリラックスした状態のときに発生する脳波で、心を落ち着かせることができるので安眠に繋がります。
その状態は少なくとも2時間は持続するため、寝る時間から逆算してお茶を飲みましょう。
ただし、テアニンの働きは、カフェインが混在すると弱められてしまうので注意しましょう。
効果を十分に発揮させるには、低温の水でお茶を作る方法があります。
テアニンは冷水にも簡単に溶け出しますが、カフェインは水温が低くなるほど溶け出しにくくなるからです。
より低温の氷水で緑茶などのお茶を作れば、テアニンの恩恵を受けやすくなりますよ。
カクテル風のお茶でスペシャリティータイム
お茶は、茶葉だけで煮出したものを飲むことが多いですが、カクテルのように割って飲むのも美味しいです。
様々な色を持つお茶をグラスに入れれば、いつもと違う、スペシャル感が演出できますよ。
温かいお茶を入れるときは、グラスの耐熱性を確認してくださいね。
ジンジャー麦茶
香ばしい香りの麦茶に、ピリッとしたショウガを合わせた、大人なお茶です。
ショウガに多く含まれる辛味成分のジンゲロールには、血の巡りをよくし、一時的に発汗を促す作用があります。
これは、生姜を加熱するとジンゲロールの一部が、体を芯から温める作用があるショウガオールという成分に変化するためです。
ジンジャー麦茶を飲めば、温まった体で眠りにつくことができますよ。
麦茶におろしたショウガを入れた後、10分ほど加熱して飲むと、更に効果的ですよ。
ベリーローズヒップティー
鮮やかな紅色がクリスマスの雰囲気を漂わせる、ビタミンティーです。
ローズヒップティーは、ローズヒップ(バラの実)を乾燥させて砕いて作られます。
特徴は、ビタミンCの豊富さで、レモンの約20倍ともいわれます。
若々しさのために効果的なビタミンA・E、リコピンなどが含まれるので、美肌作りにも繋がりますよ。
イチゴジャムが無いときは、はちみつや砂糖で置き換えても大丈夫です。
酸味が苦手な人でも、飲みやすいローズヒップティーになりますよ。
緑茶のアップルカクテル
緑茶の苦味を抑えて、リンゴの甘味と爽やかさを掛け合わせたお茶です。
リンゴはカリウムを豊富に含み、利尿作用で血圧上昇を抑制します。
循環機能の改善で、体の快適さを実感できます。
いつものお茶に少し工夫をするだけで、特別感が得られます。
冬のホリデーは、素敵なお茶を飲んで心も体も元気をチャージしたいですね。
まとめ
寝る前に一杯飲みたいときは、お酒の代わりにお茶もおすすめです。
お酒が好きな人も、あえて飲まない「ソバーキュリアス」を導入すれば、体を休めることができます。
お茶に含まれる香りや栄養素が健康に役立ち、心地よさも生み出します。
素敵なホリデータイムには、スペシャルなお茶を作って、快適な時間を過ごしたいですね。