料理代行をする際に、心配になることの1つが「トラブル」ではないでしょうか?
食材を扱う仕事では特に、食中毒のトラブルは大きな問題です。
食品のトラブルが起こったら、取り返しのつかないことになってしまいます!
致命傷になり得る「食品のトラブル」を予防するには、どのようなことが必要になるのでしょうか?
品質トラブルを予防する3つのポイント
未然に品質トラブルを避けるには、安全に料理を提供するための準備が必要になります。
1.食材は必ず「お客様が用意したもの」を使う
これが、最も大事なポイントになります。
料理代行スタッフの自宅から、食材を持ち込んで調理をするのは決してやってはいけません。
移動時の品質管理や保存状態は、自分の管理責任になってしまいます。
また、食材を準備・管理いただくことで、お客様自身が管理状態を把握できるメリットもあります。
どうしても購入の時間が取れないお客様には、買い物代行のご提案をして普段利用されているスーパーなどで購入するとお互いに安心できます。
2.調理後の食品管理責任は、お客様にあることをはっきりさせておく
調理後の料理は、どうしても私たちが管理することができません。
例え1回きりのご利用だとしても、調理後の食品管理の責任はお客様にあることを明記した契約書を用意して必ずサイン・捺印をいただくことが大切です。
契約書と合わせて、安全に召し上がっていただくために、正しい保管方法をお伝えすることも大事です。
3.正しい衛生管理の知識を身に着ける
栄養士や管理栄養士・調理師の有資格者は、衛生管理についての正しい知識があることと思います。
資格のない場合、一般の知識だけでは不安な要素があります。
料理系の国家資格を持っていない場合は、各都道府県で実施している「食品衛生責任者」の受講をおすすめします。
「食品衛生責任者」は、衛生法規・公衆衛生学・食品衛生学などを1日の講座で学べる資格です。
受講料も1万円前後で取得できる資格ですので、受けやすい講座かと思います。
料理提供を仕事にする場合は、必修と言える講座でもあります!
家事代行サービス開業の注意点
家事代行や料理代行業を始めるにあたり、飲食業で店舗を持つような保健所の営業許可などは必要ありません。
比較的サービスを始めやすいということは、食中毒などのリスクがないからというわけではありません。
家事代行や料理代行でも、十分に衛生管理された調理が必要です。
また、サービスを始める前に食品トラブルを予防できるところは押さえておくことが大切です。