冬の乾燥に負けるな!しっとりしたうるおい肌で、家族を笑顔に

冬は、寒いだけでなく、乾燥も気になる季節ですね。

お風呂に入るとき、ひじやかかとのカサつきが気になったり、子どもがかゆがっていたりすることに気がつく経験はありませんか。

普段は、しっとりしている肌の持ち主でも、冬だけは乾燥することがあります。

そこで、冬に乾燥しやすい原因と、その対策についてお伝えします。

しっとりした肌をキープして、家族でたくさんスキンシップをとりたいですね。

 

では、さっそく冬の乾燥の原因についてみていきましょう。

 

カサカサ乾燥の原因を知ろう!

 

健康な肌の角質層には、約20%~30%の水分が含まれています。

肌の水分が20%以下になった状態の肌を「乾燥肌」といいます。

肌がつっぱるなどの自覚症状が現れてきたときには、肌の水分量は10%以下になっていることもあります。

冬に乾燥が進む原因には、どのようなことがあるでしょうか。

 

外の気温の低下

肌の乾燥は、湿度に大きく影響を受けます。

肌にとって最適な湿度は、65~75%だと言われています。

湿度が50%以下になると、角質層の水分が急激に蒸発しやすくなり乾燥を感じやすくなります。

特に外気の湿度が低くなるのは、太平洋側の地域です。

日本海側は、シベリアの方から湿気を含んだ冷たい気団が降りてきて雪が降りますが、太平洋側は、高い山脈を越えて湿気を失った冷たい空気だけが吹き付けるので、乾燥した空気になります。

平均湿度が高い日本海側でも、冬は実際の空気中に含まれる水分量は少ないので油断は禁物です。

 

一般的に「湿度」と言われているのは「相対湿度」のことです。

相対湿度とは?

空気中に存在できる最大の水分量(飽和水蒸気量)に対する実際の水分量の割合。

 

飽和水蒸気量は気温によって変化し、気温が上がると多くなり、気温が下がると少なくなります。

よって、気温が低くなる冬は飽和水蒸気量が少なくなるため、同じ湿度でも空気中の水分は少なくなります。

顔などの肌を露出している部分は、体温の影響で外気より温度が高くなるため、肌の周りだけ相対湿度が低くなり、乾燥を感じるというわけです。

 

つまり、寒くなると空気中の水分が減ることで、人間の水分がとられてしまうということが肌の乾燥の原因になるのです。

 

室内の暖房

もうひとつ、乾燥が進む原因として暖房の使用が考えられます。

 

暖房の使用により湿度が低下する例

室温5℃で湿度50%の部屋を、加湿なしで20℃まで温めると、湿度が20%になる。

 

これは、部屋の温度が上がったことで空気中に抱えられる水分量が増えたのに、実際の水分量は少ないままなので、相対湿度が低くなってしまったからです。

このようにして空気中に抱えられる水分量に空きができると、肌や髪に含まれる水分が奪われていきます

部屋を暖房で暖める時は、加湿器を使ったり、濡れたタオルを干したりして、十分に加湿することが重要です。

また、温風が直接体に当たることも乾燥をさらに進めてしまう原因となるので、寒いからと暖房器具の風に直接あたるのは要注意です。

このように、暖房を使うと部屋の湿度が下がり肌が乾燥してしまうので、加湿器や濡れタオルを併用すると安心ですね。

 

体内の循環の低下

乾燥は、体内循環の低下も原因になります。

本来、正常な新陳代謝をしている角質層は、細胞が絶えず入れ替わっており、健やかな状態に戻すことができます。

ところが、加齢や寒さで新陳代謝が遅れ肌が作り出す保湿成分があまり作られなくなると、乾燥を感じやすくなってしまうのです。

 

私たちの身体は、寒くなると血液の循環を脳や心臓などの中心部に集め、皮膚への循環を減らし、皮膚からの熱の放散を抑え、体温の低下を防いでいます。

毛細血管は、肌の細胞に栄養と酸素を供給し、細胞から出た二酸化炭素や老廃物を回収しています。

 

毛細血管の循環が低下すると、栄養や酸素が行き渡らず、肌の新陳代謝が低下しやすくなり、老廃物が蓄積しやすくなります。

寒くなると血液の流れもゆっくりになるので、体内から温めることも頭に入れておくと、乾燥肌を避けるのことができるのです。

 

このように、冬は肌にとって非常に過酷な時期で過乾燥状態に陥りやすい季節なので、しっかり対策していきましょう。

 

乾燥に負けない!肌のお手入れ

 

肌の健康を維持するには、スキンケアが大切です。

 

スキンケアとは?

皮膚を清潔にし、外部の刺激から保護し、皮膚内に十分な水分を保つこと。

 

スキンケアは難しいことではありせんが、毎日続けることが大切なので、乾燥する冬の時期は意識を高めてみましょう。

 

肌のバリアー機能の維持には、清潔と保湿がカギ

乾燥しやすい肌のことを、ドライスキンと呼ぶことがあります。

乾燥肌(ドライスキン)とは、簡単に言えば皮膚がカサカサしている状態です。

皮膚内の水分が少なく、細胞どうしの隙間が広くなっているために起きる現象です。

これは皮膚内の水分を保つ物質が不足しているため、皮膚の表面が隙間だらけになっているからです。

このように皮膚表面の防御機構が壊された状態を、皮膚のバリアー障害といいます。

 

すると、アレルギー性の炎症を起こし、かゆみが引き起こされます。

かいてしまうと、更に肌が傷つきバリア機能が低下し、悪循環に繋がってしまいます。

つまり、肌のバリアー機能の維持には、清潔と保湿がカギとなるのです。

 

では、どのような肌を目指したらよいのでしょうか。

 

健康な皮膚と、ドライスキン

健康な皮膚と、乾燥肌(ドライスキン)の違いをみてみましょう。

 

健康な皮膚

皮膚はうすい表皮とその下の真皮からできている。

表皮の表面には丈夫なタンパク質でできた角層(角質層)があり、天然保湿因子、角質細胞間脂質のような水分を保つ物質や、皮膚の表面を保護する皮脂膜で保護されている。

 

この角層と皮脂膜が体の水分の蒸発を防ぎ、外部の刺激を阻止するバリアーの働きをして体を守っています。

 

乾燥肌(ドライスキン)

皮膚の表面を保護する皮脂膜がなく、角層に含まれている保湿因子や、角質の細胞間脂質といった物質も不足しカサカサした状態。

こうなると皮膚から水分が蒸発しやすくなって、ますます乾燥する。

 

肌のバリアー機能が弱まってしまうと、角層の隙間から細菌やホコリなどの外からの刺激が内部まで侵入し、更にトラブルを起こすようになります。

そのため、保湿とセットで清潔を意識すると、肌の潤いを保ちやすくなります。

 

清潔と保湿で、乾燥肌とさようなら

保湿剤は、市販のものや、病院で処方されたものがあります。

家族の状況に合わせて、適切な保湿剤を選ぶと安心ですね。

 

保湿効果を高めるには、清潔な肌を保つことが大切です。

お風呂で清潔を保ち、保湿剤をきちんと使えば、しっとり肌を得ることができます。

では、入浴のコツと、保湿剤の効果を十分に発揮する使い方についてみていきましょう。

 

清潔でにっこり!入浴のコツ

入浴で清潔を得る基本は、毎日お風呂に入ることです。

入浴は、皮膚の水分補給になります。

入浴時間とお湯の温度に気を付けて、肌を癒してあげましょう。

 

 

寒いからといってお湯の温度を高くしてしまうと、かゆみを増してしまいます

風呂場が寒いと感じるときは、お湯の温度を上げずに、脱衣場に暖房を入れましょう。

 

しっかり保湿!保湿剤の使い方のコツ

保湿剤は、その時の皮膚の状態にあったものを選ぶことが大切です。

一般に保湿効果の強いものは皮膚への刺激感も強まり、逆に、皮膚への刺激が弱いものは保湿効果が弱い傾向があります。

保湿剤の使い方は、次のようなことに気を付けるとよいです。

 

皮膚の状態をよくみて、適切な保湿剤を選択することが大切です。

清潔と保湿を意識して、冬も潤った肌で過ごしたいですね。

 

まとめ

冬は、気温が下がる影響で、湿度が下がり乾燥しやすくなります。

また、寒いことで使う暖房や熱い湯が、乾燥肌の原因にもなります。

寒い季節でも潤った肌を維持するには、清潔と保湿が大切です。

適度に洗って清潔を保ち、水分を維持できるように保湿剤を使うことで、冬でもしっとりした肌をキープすることができますよ。

潤った肌で、家族とのふれあいが増えるといいですね。

 

 

この記事を書いたひと

FBS6期卒業生 鈴木 真由美

ブログ

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