梅雨こそ気をつけたいこどもの熱中症!こまめな水分補給でさくっと解決

6月の東京といえば、梅雨入りの季節ですね。

梅雨の時期から気をつけていただきたい症状の1つに、「熱中症」があることをご存じでしょうか。

熱中症は暑い季節に起きやすいイメージが多いかもしれませんが、梅雨の時期も例外ではありません。

どうして、梅雨にも熱中症を気を付けた方が良いのでしょうか。

 

梅雨の熱中症とは?

 

熱中症とは、私たちの身体が高温多湿な環境に適応できないことで生じる、さまざまな症状の総称です。

外の気温が高くなってくるとよく耳にする「熱中症」ですが、どうして熱中症が起きてしまうのでしょうか。

 

こうして起こる、熱中症

熱中症を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられます。

 

【要因1:環境】

・気温や湿度が高い

・風が弱い

・急に熱くなった日 など

【要因2:からだ】

・高齢者や乳幼児

・下痢などによる脱水症状

・低栄養状態 など

【要因3:行動】

・激しい運動や慣れない運動

・長時間の屋外作業

・水分補給のできない状態 など

 

これらの要因が引き金となって体温の調整が取れなくなると、熱中症を引き起こす可能性があります。

 

梅雨の熱中症対策は、体温調整がポイント

夏のイメージの熱中症ですが、晴れて厳しい暑さとなる時期だけでなく、湿度が高い梅雨の時期も注意が必要です。

湿度が高くなると汗が蒸発しにくく、本来の体温調整がうまくできず、体に熱がこもりやすくなります。

熱中症を発症する前に体をいたわり、本来あるべき体温調整の機能を取り戻しましょう。

 

(本来の体温調整の仕組み)

人は運動などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇する。

体の表面から空気中へ熱を逃がし、汗をかくことで体温を調節している。

汗が蒸発する時の気化熱(液体が蒸発して気体に変わる時に周囲から吸収する熱)が体の熱を奪って、体温を下げる。

 

梅雨は気温が高くなくても湿度が高くなりやすいため、汗をかける体作りをしていくことが肝心です。

汗は、主に水分と塩分から作られます。

つまり、汗の材料を確保することが、熱中症予防の1つとなるのです。

 

汗の材料確保のためにまず必要なことは、水分補給です。

ヒトは、体の大半が水分で構成されていますが、汗や尿でどんどん排出されてしまいます。

定期的に水分を補給することで体のバランスを整えることができ、塩分と手を取り合って熱中症を予防することができます。

一方で汗に必要なもう一つの材料の塩分は、日常の食事から必要な量を十分に満たしているという見解があります。

特に子どもは、通常の生活や活動では危険なほど体の塩分量が失われることはありません。

そのため、塩分は通常食事からとるのみとし、十分な水分補給を意識して体温調節をサポートし、熱中症を遠ざけましょう。

では、水分はどのくらいとるとよいのでしょうか。

 

これだけ飲んだら安心!熱中症を遠ざける水分補給の量

 

ヒトは、汗をたくさんかいて体温調整が上手にできる状態にすることで、熱中症を遠ざけることができます。

梅雨の熱中症対策を実施しながら、夏本番に向けて汗をかいても元気でいられる身体づくりをしていきましょう。

 

食事+飲み物で必要な水分の量

健康な成人は毎日、体重1キロにつき35~40mlの水分が必要です。

これは科学団体の一般的なガイドラインに基づく最低限の量です。

 

【体重当たりの必要水分量の例】

・体重50kgの場合、約1.7L

・体重60kgの場合、約2.1L

・体重70kgの場合、約2.4L

 

基本的ルールは、体重が多いほど必要な水分量も増えます。

一方で子どもは、大人よりも多めに水分を必要とします。

これは、体重に占める水分量が異なり、小さい子どもほど体に占める水分量が多いからです。

 

 

子どもに水を飲むように声をかけてもうまくいかないときは、食事やおやつでも水分補給をすることがおすすめです。

 

水分補給のコツは、こまめな摂取

大人も子どもも共通していることは、1度に飲む量はコップ1杯(180〜200ml)程度で、こまめに飲むことです。

正しい水分補給にはいくつかのコツがあるのですが、ポイントは体に負担をかけないように水分をとることです。

 

【水分補給のコツ】

・のどが渇く前に飲む

・水分補給に適した飲み物を選ぶ

・飲み物の温度は、常温が理想

 

「のどが渇いた」と感じたときには、すでに体は脱水状態になっていることもあります。

特に高齢者や小さい子どもは、のどの渇きを伝えにくいこともあるため、日常生活の中で水分補給をするタイミングを設けておくとよいでしょう。

水分補給には水がおすすめですが、過度の糖分や塩分、カフェインが含まれていなければ、そこまで心配はいらないです。

冷えた飲み物は胃に負担をかけてしまう場合もありますが、暑い日やスポーツ時の水分補給は5~15℃が飲みやすく、吸収もしやすいのでおすすめです。

 

食事やおやつで水分チャージ

 

水分補給は、食事やおやつにとりいれると、こまめな摂取がしやすくなります。

材料としては、水分豊富な野菜や果物がおすすめです。

手軽に作れるおいしいレシピが、熱中症から子どもを守ってくれますよ。

 

ジメジメすっきり「レモネード」

1つ目は、ほどよい酸味のレモンを使った、すっきり飲める「レモネード」です。

「レモネード」とはレモン果汁に砂糖やシロップ、はちみつなどの甘味料を加え、冷水で割った飲み物のことです。

レモン1個で手軽に作れるレモネードは、レシピを覚えればすぐに作れて子どもにも飲みやすいですよ。

 

 

渡邊
渡邊

大人は、炭酸割もおすすめです。

 

水分たっぷり「きゅうりの浅漬け」

2つ目は、水分たっぷりのきゅうりを使った浅漬けです。

きゅうりの水分は約95%もあり、水分補給にぴったりの材料です。

手軽に作ることができ、ごはんのお供やお茶請けにも向いていますよ。

 

 

野菜は得意ではない子どもは、昆布茶を少し足すと進みが良くなります。

3歳の息子で実証済みなので、お試しくださいね。

 

栄養補給もできちゃう「野菜スープ」

3つ目は野菜を使ったスープで、水分補給と栄養補給が1品で叶います。

ポイントは、ウインナーやベーコンなどのたんぱく質も一緒に煮ることです

うま味が加わりよりおいしいスープになるため、たくさん飲んでもらえますよ。

 

 

トマトやナスなど、夏野菜を取り入れてもおいしくできますよ。

 

水分補給の方法をたくさん知っておけば、安心して子どもに提供することができますね。

水を飲むだけでなく、食事やおやつでも水分補給を意識することでおのずとこまめな摂取ができ、熱中症予防に繋げられますよ。

 

まとめ

熱中症は、暑い季節の他に湿度が高い時期にも気を付けたい症状です。

湿度が高いと体温調節が不十分になり体調不良がでやすく、特に子どもは調整する力が未熟なため、水分補給が重要です。

必要な水分は、大人よりも子どもの方が多く、こまめに摂取することがポイントといえます。

簡単に水分補給できるレシピを取り入れて、自然と水分補給できるサイクルができると、梅雨の熱中症にも負けず安心して過ごすことができます。

子どもと一緒においしいもので水分補給し、梅雨の熱中症を予防していきたいですね。

 

この記事を書いたひと

FBS6期卒業生 鈴木 真由美

ブログ

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